「昔から男兄弟の方が大切にされてきた。」など『家族カースト』を感じた経験はありますか?
今回は、実母の期待に応えようとするも家族から離れたいと願う女性のお話です。
弟優先実母[1]母と弟のために仕送りをする私
「もしもしカズキ?」
マサミさんが電話に出ると弟のカズキさんからでした。
「マサミ姉ちゃん?急で悪いけど今度から母さんへの仕送りもうちょっと増やせない?」
「え・・・どうして?何かあったの?」とマサミさんが聞くとカズキさんは「いや、リュウがさ、中受するから塾行くことになって・・・母さんに塾代お願いしてたんだど」とカズキさんの息子リュウくんが塾に行くことを教えてくれました。
「あ・・・リュウくん中学受験するんだ?」
「そーそーでもさすがに塾代まで負担してもらうと母さんの生活費が少なくなるからそれは可哀想かなって!」とカズキさんは笑います。
マサミさんは「・・・お母さんのこと可哀想って思うならそもそも援助をお願いいなければいいんじゃない?」と言うとカズキさんはため息をつきながら「もー何言ってんだよ!」と言いました。
「母さんは孫に何かしてやることに喜びを感じてるの!俺なりの親孝行だって~それに姉ちゃんからの仕送りが増えたら母さんも喜ぶだろ??」とカズキさんは言い訳をペラペラとしゃべります。
それを聞いて困ってしまうマサミさん。
マサミさんが「ちょ・・・」と言いかけると被せるように「じゃあお願いね!」と一方的にカズキさんは電話を切ってしまいました。
電話のあと、マサミさんは1人溜息をついたのでした。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。