ドジャースの山本由伸投手は11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発。6回103球を投げ、2安打無失点1四球9奪三振で今季2勝目を挙げた。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で全103球の球種割合を振り返る。
■『Baseball Savant』の公式データ詳細
山本由伸、全103球の公式投球データ詳細【4月12日】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部
山本が投じた全103球の球種割合は、フォーシームが37球、スプリット31球、カーブ20球、シンカー7球、カットボール4球、スライダー4球だった。103球中64球がストライクと制球力も安定。フォーシームは最速96.7マイル(約155.6キロ)、平均回転数2217rpm(最大2398/最少1979)を計測した。これは昨季1000球以上投じた投手の中で、メジャー全体139位に位置する。伸びやかな軌道とは裏腹に、回転数は平均よりも少なめの特徴を持つ。
全9奪三振は、スプリットが4球、フォーシーム3球、カットボール1球、シンカーが1球と多彩な球種で打者を翻弄。インプレーの打球が10球で、そのうち95マイル(約152.8キロ)以上を示す「ハードヒット」は4球のみ。6回2安打無失点1四球9奪三振、両チーム無得点のままマウンドを降りたが、直後に打線が援護し今季2勝目を手にした。