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歯磨き粉はちょっと残す?知っておきたい最新「虫歯予防法」とは

  • 2016.4.22
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普段の生活でつい気になるのが“口臭”。春ということもあり、新入社員の指導や飲み会の席などで顔が近くなる瞬間が多いものです。

口臭の原因のひとつが、“虫歯”。ここに虫歯に関する興味深い調査結果があります。

10代から60代の全国男女に対し、歯みがきの頻度を尋ねたところ、76%が1日に2回以上歯みがきをしていることが分かった。男性と比べ、女性の方が1日2回以上に歯を磨く人が多い傾向が見られる。

10代から60代の全国男女に対し、虫歯の有無について尋ねたところ、半数の50%が「ない」と回答。14%が虫歯があるが未治療であると回答している。

<ライフメディア リサーチバンク調べ>

これらの結果から、歯磨きのみで虫歯を予防することは難しいことがわかります。

そこで今回、美容ライターの筆者が最新の虫歯予防法を紹介します。虫歯知らずの口内環境をつくりましょう。

 

■仕上げにフッ素を塗る

歯医者に行くと仕上げに塗布してくれたり、最近では一般的になってきている、“フッ素”。

フッ素には虫歯菌の働きを弱め、酸の量を抑える働きがあるので虫歯予防に効果的です。

アメリカの水道水の約7割にはフッ素が含まれていて、口をすすぐことで虫歯予防ができるのだそう。しかし日本の水には含まれていないため、歯磨きのあとにフッ素ジェルつけると虫歯予防に効果的です。

 

■すすぎすぎない

歯磨きをするときに、歯ブラシを濡らしてから歯磨き粉をつけることや、歯磨きのあとしっかりと口をすすぐことは、歯磨き粉の効果の邪魔をしています。

市販の歯磨き粉の90%にはフッ素が含まれています。フッ素は歯をコーティングするはたらきがあり、口内に残っている歯磨き粉をすべて流してしまうと配合されたフッ素の効果が十分に発揮できないのです。

しっかりすすぎたくなる気持ちはわかりますが、1~2回程度にしましょう。

 

■歯磨き粉を使い分ける

ドイツでは、朝と夜の歯磨き粉を変えるのが一般的だそう。朝はビタミンなどが多く含まれる歯磨き粉で歯茎のケアを行い、夜はフッ素が多く入った歯磨き粉で虫歯ケアを行うのだとか。

予防歯科が進んでいる欧州で使用される歯磨き粉には、日本の歯磨き粉より多くのフッ素が含まれています。

含有量は違うけれど、朝と夜とで変えるのはグッドアイディア。日本の歯磨き粉にもそれぞれ成分の違いがありますので、マネしてやってみると良いですよ。

 

虫歯は歯ブラシだけでは届かないところにも発生します。今回紹介した方法以外にも、歯間ブラシや糸ようじなど従来から勧められている方法も虫歯予防に効果的ですので、あわせて実践してみてくださいね。

【参考】

※ 歯に関する調査(2015) –ライフメディア リサーチバンク
【筆者略歴】

※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

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