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パク・ウンビンが体現した“歪んだ師弟愛”に震える…「愛してほしい子どものよう」圧巻の最終回<ハイパーナイフ>

  • 2025.4.12
パク・ウンビン、圧巻の演技力…!白衣でずぶ濡れになって泣き叫ぶセオク (C)2025 Disney and its related entities

【写真】かわいい…!“天才子役”だった少女時代のパク・ウンビン

ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022年)のパク・ウンビン、韓国映画界をけん引する実力派ソル・ギョングが共演するオリジナルドラマシリーズ「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」の最終週(7、8話)が4月9日に配信された。憎み合っているように見えたチョン・セオク(ウンビン)とチェ・ドッキ(ギョング)の本当の思いが明らかになる展開に、視聴者から驚きの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)

見殺しか、救うか…セオクが決断する

「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」は、かつて師弟関係にあった2人の天才医師の熾烈な対立と頭脳戦を描くメディカル心理サスペンス。

抜群のメスさばきで期待された天才外科医・セオクは、その才能と常軌を逸した性格から指導医・ドッキに排除され、医師免許まで剥奪されてしまう。キャリアを奪われ数年後、路地裏で違法な手術を引き受けながらドッキを憎み続けるセオクのもとを、不治の病を患ったドッキが訪ねてくる。そして、セオクの腕を見込んで手術を託したい、と懇願する。

恨み抜いたかつての恩師を見殺しにするか、救うか――。その2択で揺れるセオク。最終週ではセオクの出した答えと、ドッキがセオクに手術を依頼した本当の理由が明らかになった。

「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」より (C)2025 Disney and its related entities

「先生が死ぬのは嫌です」

第7話、ドッキの友人ミョンジン(キム・ハクソン)の葬儀で顔を合わせたセオクとドッキの会話から、2人の関係は変わり始めた。

ミョンジンを殺したのは、「セオクを引き抜こうとしたから」。そう打ち明けたドッキに驚きを隠せないセオク。「人が手塩にかけた弟子を奪うなんて」というドッキの口調からはもはや、セオクへの愛情しか感じられない。セオクの口角がかすかに上がった。

2人の関係の本質は、憎しみではなく歪んだ愛情だ。かつてドッキがセオクを追い出した手術室で、今度はセオクがドッキを前に「私はうれしかったんです。みんな聞いて!うちの先生は時々人を殺すのよ!私に似てるの!って」と興奮気味にまくし立て、「先生が死ぬのは嫌です。手術しましょう」と、初めて素直な思いを口にした。

「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」より (C)2025 Disney and its related entities
「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」より (C)2025 Disney and its related entities

ウンビン&ギョング、圧巻の2人芝居

かといって、同じように愛情をこじらせた結果セオクを苦しめてきたドッキには、セオクの歪んだ愛情をそのまま受け取ることはできない。「手術しましょう」というセオクの言葉に応じるどころか「なぜだ。死にそうだから哀れか?哀れだから助けるのか?」と絶叫。続く8話では手術に応じるものの、セオクの手術を受けている最中に死ねるよう自らの病状をわざと悪化させていたことも発覚した。

「この手術は100パーセント失敗だ。俺がそうさせる」「セオクは最高だ、私と同様。突き落とそうとしてるんじゃない。高みに飛ばせたい。私が飛べなかった次の段階まで」と、自らの命を投げ出してまでセオクを医師としてさらなる高みに押し上げたいというドッキ。

「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」より (C)2025 Disney and its related entities

「どれだけ上達するか見てよ!」」

そして、そんなドッキの思いを知り「何もくれなくていい。いてください。ただ、生きてください」「私をもっと見てくれないと!どれだけ上達するか見てよ!」と懇願するセオク。

互いを最高だと認め合い、だからこそ憎み合ったセオクとドッキ。2人の歪みに歪んだ師弟愛が最終週にしてやっと互いの知るところとなる展開に、視聴者からは「初めから終わりまで想像の斜め上を行く展開」「狂気全開のウンビンちゃんから目が離せない」「セオクの狂気が怖過ぎる」といった驚きの声が。

その一方で、「究極の師弟愛は最後には狂気になるということか」「セオクはドッキに愛してもらいたかっただけ。愛してもらいたくて必死な子どものよう」と、常軌を逸した師弟2人の言動に理解を示す声も。ウンビンとギョングによる圧巻の2人芝居が多かった最終週に「2人の演技に魅了された」「息つく暇もなかった」と圧倒される声も上がった。

初回配信開始後7日間で全世界及びアジア太平洋地域(APAC)で“2025年最も視聴された韓国発の作品”になるなどヒット中の本作は、最終週まで先を読ませない展開で視聴者を魅了したようだ。

「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」(全8話)は、ディズニープラスのスターで全話独占配信中。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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