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「ほとんど毎日…?!」不妊治療の現実を知った女性。仕事と治療とのジレンマに「想像以上に過酷」

  • 2025.5.9

不妊治療や妊活、時々育児をテーマに描く、スミカマレ(スミカマレのマンガ劇場)さん。役立つ豆知識を含めた漫画をブログ、Instagram、Xにて発信しています。

不妊治療中の山野さんは、卵管通水検査が平日で、憂うつな様子。部長にどう切り出そうかと悩んでいて…?

高額なだけじゃない!体外受精の通院の過酷さを知る

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午前休を取りたい旨を、部長に切り出したい山野さん。しかし、なかなか言い出せず、じっと見つめることしかできませんでした。山野さんにも複雑な事情がありますが、それは部長も同じ。そろそろちゃんと理由を教えてもらわないと査定にも響くし、人事にも突っ込まれる…と心配している様子です。しかし、部長の方からあれこれ聞くのはセクハラになる可能性も。そんなとき、山野さんの方から声をかけましたが、つい持ちかけたのは別の話題でした。

やんわりと聞いてくれた部長のおかげで、なんとか午前休の話を切り出せた山野さんでしたが、そろそろ部長に理由を話そうと考え始めます。同僚に体外受精の話をしてみると、従姉妹が体外受精で出産したものの、ほとんど毎日通院しなくてはならず、結局、男性ばかりの職場で相談もしづらいため、会社を辞めることになったという話を聞かされました。

山野さんはというと、当初は会社に言う必要はないと考えていました。しかし、部長なら親身になってくれると思い、治療方針が決まり次第、報告することを決意したようです。

それでも、内心にはさまざまな思いが渦巻いていた山野さん。なぜなら、不妊治療のレールを歩み出した自分は、会社にとっての“当然”から外れてしまったと感じているからです。会社は、女性が結婚したら当たり前のように妊娠・出産・育児ができると考えているようで、仕事内容も、それに合わせたルールがほとんど。そのレールから外れてしまった山野さんにとっては、会社でのポジションに不安が募るのでした。

会社にとっての“当たり前”と、山野さんにとっての“現実”。そのギャップがこれほど大きいと、今後のことがより心配になりますよね。結婚したからといって、スムーズに妊娠できるわけではないことを、会社には知っておいてほしいものです。ただ、理解を得るには相当な時間がかかるかもしれません。どうか、山野さんが安心して妊活に取り組める環境が、一日も早く整いますように。

ブログ:スミカマレ(スミカマレのマンガ劇場

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