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都会の『通勤ラッシュ』が「しんどい」遅延が重なり、会社に遅刻寸前。心が折れた私を『助けてくれた人』

  • 2025.4.11

都会に行くとびっくりする人も多い【通勤ラッシュ】。
大勢の人が押し込まれるようにして乗り合う電車は地方ではなかなか見ることのない光景で、戸惑うとともに、散々な気持ちになることもありますよね。
今回は筆者の知人から聞いた、新社会人ならではのエピソードをどうぞ。

画像: 都会の『通勤ラッシュ』が「しんどい」遅延が重なり、会社に遅刻寸前。心が折れた私を『助けてくれた人』

通勤ラッシュ

私は新社会人になって初めて、地方である地元を離れ都会の生活を始めました。

はじめは憧れていた都会の景色にワクワクが止まりませんでしたが、毎朝の通勤ラッシュにはいつも圧倒されていたのです。

駅に着くと、人混みに押し流され、ぎゅうぎゅう詰めの電車。

何とか遅れないよう電車に乗って揺られ続けること数十分、朝から疲れ果ててばかりでした。

最初のうちは、慣れるだろうと思っていたのですが、そう上手く体は順応できず。

日に日に通勤が憂鬱になり、仕事のプレッシャーと相まって心がすり減っていきました。

遅延!?

そんなある朝、大幅な電車の遅延に見舞われたのです!

駅のホームでアナウンスを聞いても、遅れる理由もどのくらい遅れるのかもよく分かりません。

ほかの利用客も同じ思いだったのか殺伐とした雰囲気が漂っていて、不安と焦りがどんどん募っていきました。

どうすればいいのか分からずただ立ち尽くしてしまい『こんなことが毎日続くなんて無理』『このまま仕事に遅刻したらどうしよう』と、涙がこぼれそうになるほど精神的にきつかったことを覚えています……。

天使の登場

すると、そんな私に、近くにいた見知らぬ女性が声をかけてきてくれました。

「大丈夫ですか?」
「どこか具合が悪いんですか?」

こちらに気を遣ってくれ、電車の遅延について話すと、電車が動き始めるタイミングを教えてくれたのです。

駅員に確認して、乗り換えのアドバイスをくれたその女性は、慣れない土地で疲れきっていた私にとって、まるで天使のように感じられました。

話しているうちに、彼女も同じ新社会人として頑張っていることが発覚!

同じように新天地で頑張っている人の温かみを感じて本当に助かりました。

その後

女性の助けもあって、その日はなんとか無事に仕事に遅れずに到着できました。

それから3年経つ今でも、通勤ラッシュはやはり憂鬱なものです。

でもあの日の出来事を思い出すと、今でも不安や疲れを感じることはあっても、あの女性の親切心が私を支えてくれる原動力になっています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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