婚活パーティーで出会って結婚した、まきさんとなお(なおまさ)さん。そんな2人は赤ちゃんを授かります。妊娠中、まきさんが母親との関係に悩んできた過去を知る親友で、育児ノイローゼを乗り越えた3児のママ・さきさんから、里帰りは苦労するのでは?と心配されますがまきさんは楽観的でした。娘・ほのかちゃんを無事に出産したものの、里帰り生活が始まると不安は的中。母親から浴びせられる罵声に、我慢の多い日々だったのです。自宅へ戻ってからも、子どもができたことで夜勤のない仕事へ転職したなおさんが有休でひと月家にいましたが、最低限の家事・育児しかしないことにイライラを募らせていたまきさん。しかし、なおさんの仕事が始まり、ワンオペ育児になると、新型感染症のまん延と重なり、人と気軽に会えない日常に不安と孤独を感じ疲弊。そんな中、2人目の妊娠が判明し……。
妻の抱える不安と夫の態度
子どもの悩みや不安を夫婦で共有したい私の話をなおくんは……。
2人目を妊娠してから、さまざまなことに不安を覚えていたまきさん。その中でも、娘・ほのかちゃんの発語の遅れが、特に気になっていました。
夫・なおさんに相談すると、「まだ焦る年じゃなくない?」と軽くあしらわれてしまいます。まきさんの不安が解消されることはありませんでした。
そして、なおさんが寄り添ってくれないなら、まきさんは自分が思うように動くしかないと決心したのでした。
まきさんを幻滅させた、なおさんのひと言。娘と一緒に過ごす時間が多く、心配事にも気づきやすいまきさんの意見には、しっかり耳を傾けてほしかったですね。
身体的な成長よりも、言語の発達には個人差があります。おしゃべりが早い赤ちゃんと遅い赤ちゃんでは、半年以上も差が出ることも珍しくありません。自然としゃべりだすのを待ってあげることも大切です。1歳半健診のときに言葉の発達のチェックをすることが多いですが、それよりも前に気になる場合は医師に聞いてみてもいいかもしれませんね。
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
著者:マンガ家・イラストレーター きくちまき
ベビーカレンダー編集部