都心からのアクセスも良く、ちょっとした小旅行気分を味わえる、茨城県つくば市。その閑静な住宅街の一角で、まるでおとぎの国のようなすてきなお店を見つけました。「アリスの茶屋」は、上品な花柄とアンティークで彩られたティールーム。緑あふれるイングリッシュガーデンを眺めながら、アフタヌーンティー付きのランチを楽しめます。ランチはおひとりさまOK。おいしい紅茶片手に、アリス気分で優雅な時間を楽しんで。
非日常の空間に心躍る1軒家のお店
秋葉原駅から「つくばエクスプレス」に乗り換え、終点の「つくば駅」まで約45分。さらに、駅から南へ車で15分ほど。茨城県つくば市梅園の住宅地に、「アリスの茶屋」は佇んでいます。
建物は、かわいらしい一軒家。エントランスの市松模様のタイルが、まるで物語の世界へと続く道のように広がり、アリスの世界に迷い込んだような気分に。
お気に入りに巡り会える雑貨コーナー
玄関ホールの奥は、雑貨コーナー。紅茶の茶葉を始め、紅茶にまつわる雑貨やハンドメイドの雑貨・アクセサリーなどが並びます。どれも、大人のかわいらしさをそっと忍ばせた上質なものばかり。
傍らには、お食事ができるテーブル席も。ハイセンスな雑貨に囲まれながら、心満す時間を過ごせます。
アリス気分でゆるりと過ごせるティールーム
さらに進んだ先は、ティールームの喫茶室になっています。待合用のソファに身を預ければ、待ち時間さえも心地良い。こだわりのインテリアに囲まれながら、これから始まるおいしい時間への期待が高まります。
お店がオープンしたのは、1996年のこと。当時、主婦だった川北真知子さんが、自宅の1階を改装。こだわりの紅茶や焼き菓子を楽しめる「アリスの茶屋」をオープンさせました。
その後、イギリス・コッツウォルズに留学し、花と紅茶を学んだ娘の有美さんが、真知子さんの思いを受け継ぎ店長に。現在は真知子さんやスタッフと一緒に、お店を切り盛りしています。
こちらは、イングリッシュガーデンが目の前に広がる、サンルームのテラス席。壁一面の大きな窓から、やわらかな陽光が差し込み、気持ちいい♪ 庭の緑を眺めながら、のんびり、まったり。心がゆるゆるとほぐれていくようです。
気持ちよく晴れた日には、ぜひイングリッシュガーデンへ。ティールームの利用者は、春と秋のバラ、ミモザなど、季節によって風景が変わるガーデンを自由に散策できます。
心ときめく、アフタヌーンティー付きオリジナルランチ
一番人気の「オリジナルランチ」は、なんとアフタヌーンティー付き。食べごたえのあるメニューで、お値段も2500円とリーズナブル。旬の食材をふんだんに使い、その時期ならではの味わいを楽しめる特別なコースになっています。
2品目は選べるメイン料理。3種類ありますが、迷ったら定番人気の「ミートローフ」をセレクトして。
こんがり焼き色がついたミートローフは、ナイフを入れるとふわっとやわらかく、中にはミックスベジタブルとオリーブがたっぷり。ほんのり甘みのあるデミグラスソースが絡み、じゅわっと広がる肉の旨みと相性抜群です。
この日は、添えられた菜の花のほろ苦さが、味に奥行きをプラス。春の訪れを感じさせる、ちょっぴり贅沢な一皿でした。
優美な生花がティースタンドを華やかに演出
そして、食後のデザートは、アフタヌーンティーセット。3段のティースタンドには、スコーン、シフォンケーキ、ミニサンドイッチが乗っています。
スコーンは、タイミングを見て丁寧に焼き上げられるため、焼き立てで提供。ほおばると、外側はサクッと香ばしく、中はしっとりふんわり。 バターの風味がふわっと広がり、噛むほどに優しい甘さが口いっぱいに広がります。
また、ウィリアム・モリスの壁紙がすてきな個室もあります。実はここ、オーナーの家族が使い続けた元キッチンだったスペース。やさしく、あったかいおもてなしの心が、贅沢な空間を作り出しています。落ち着いて話せる場が欲しい方は、覚えておいてくださいね。