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彼「付き合ってください」私「絶対に嫌です」だって彼には小さな子どもが!?その後まさかの展開に

  • 2025.4.11

社内で人気の受付嬢・葉山メグミは、同僚の後藤ダイキに好意を抱いていました。しかし、ある日彼が小さな女の子と「親しげ」にしている姿を見て、既婚者だと勘違いしてしまいます。そんな中、後藤から突然告白されて……。

突然の告白、そして拒絶

それは、後藤さんと一緒に行ったラーメン屋での食事の帰り道でした。

「葉山さん、好きです。付き合ってください!」

突然、同僚の後藤さんから告白され、私は驚きました。

「えっ!? 絶対に嫌です!」

気付けば、後藤さんは驚いた表情のまま固まっていました。私はどうしてこんなことを言ってしまったんだろう。その理由は、彼が小さな女の子と「親しげ」に歩いていた姿を見たからでした。

「おとうたん、だっこ〜」

「えぇ……もうすぐ保育園だよ?」

その子が後藤さんを「おとうたん」と呼んでいたのです。……やっぱり、後藤さんは既婚者だったのだと思いました。どれだけ彼に惹かれていたとしても、家庭を持っている人には応えられない。そう思った私は、とっさに「絶対に嫌」と返してしまったのです。

彼は既婚者ではない…!?

それから、後藤さんに対して自然に接することができなくなりました。彼も私の態度の変化に気付いたのか、以前より少し距離を感じるようになっていました。

そんなとき、同僚の女性から意外な話を聞いたのです。

「後藤さん、実は独身らしいよ」

「えっ!? でも、子ども……」

同僚が後藤さんの同期の人から聞いた話では、私が子どもだと思った子は、高校のころにお世話になった先輩の娘さんとのこと。奥さんが病気で入院しているから、その子の面倒を見てるだけのようでした。

……ということは、後藤さんは結婚していない? 完全に勘違いしていたのだと気付いた瞬間、胸が苦しくなりました。「もっと早く確認すればよかった……」と。私はすぐに後藤さんに会いに行くことを決めました。

誤解が解けてつながった心

夜、後藤さんの部屋のインターホンを鳴らしました。

「まだ間に合いますか!?」

ドアを開けた後藤さんは驚いていました。

「えっと、何のことですか?」

「私も、後藤さんのことが好きなんです!」

「え!? でも、嫌って……?」

「すみません! 私、後藤さんが既婚子持ちだと勘違いしていて……」

後藤さんは困ったように笑いました。

「本当は『後藤さん』って言ってるんですけど、まだ舌がうまく回らなくて『おとうたん』になっちゃうんです」

私は胸がギュッと締めつけられました。

「だから私、後藤さんの告白を断っちゃったんです」

「……そんな理由だったんですね」

その後、私はもう一度、彼に思いを伝えました。

「後藤さんが好きです。付き合ってください!」

「俺も……好きです」

後藤さんは微笑みながら、そう答えてくれました。

交際後、すぐに後藤さんが転勤に…

それから私たちは恋人同士になりました。でも、すぐに後藤さんに転勤が決まりました。

「一緒について行きます!」

「いや、仕事は……?」

「そんなの関係ありません!」

転勤の期間は2年間。2人で話し合った結果、私は仕事を続けることにして、遠距離恋愛を選びました。転勤先でも後藤さんは毎日連絡をくれました。休みの日にはテレビ通話で他愛のない話をして、そんな時間が幸せでした。

ある日、スーパーで彼が好きだと言っていたお菓子を見つけたとき、ふと彼に会いたくなりました。

その翌日、私は後藤さんの転勤先を訪ねていました。

「メグミちゃん、会いたかった?」

「うん……めちゃくちゃ会いたかった」

再会した夜、彼がそう言ってくれた時、私は涙が出そうになりました。

「寂しいときは正直に言ってね?」

「うん……ありがとう」

彼とつながった手のぬくもりが、心の奥深くに染み渡りました。これからの2年間は簡単なものではないかもしれません。けれど、私たちなら大丈夫だと信じています。

まとめ

メグミは後藤を既婚者だと誤解したことで、彼の思いを一度は拒絶してしまいます。しかし、その誤解が解けたことで2人はお互いの本音を伝え合い、恋人同士に。後藤の転勤により遠距離恋愛を選んだ2人ですが、互いを思いやることでさらに愛を深めていけるといいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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