【写真】山下美月、自身が演じたキャラクターが行っていた電波観測を体験
原作者・青山剛昌によるコミックスが全世界で累計発行部数2.7億部を突破している人気作品「名探偵コナン」。テレビシリーズは放送1000回を超え、4月18日(金)には劇場版シリーズ第28作目となる最新作、劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」が公開される。4月8日、同作のゲスト声優の山田孝之と山下美月が、今回の舞台となった長野県を訪れ、長野巡礼イベントを実施した。
「名探偵コナン 隻眼の残像」あらすじ
「名探偵コナン 隻眼の残像」の舞台は長野県の雪山。長野県警の大和敢助が雪山で「ある男」を追跡中、銃弾が敢助の左眼をかすめ、雪崩に巻き込まれる。
その10カ月後、奇跡的に生還した敢助は、野辺山天文台の研究員が何者かに襲われたという通報を受け、現場に駆け付けるが、天文台のパラボラアンテナが動き出した途端、隻眼となった左眼が突如疼きだす。
一方、雪崩事故を調査している警視庁時代の同僚と会う約束をしていた毛利小五郎とコナンが、待ち合わせ場所に向かう途中、銃声が響き渡る。
眠りの小五郎と長野県警の大和敢助、一見接点のなさそうな2人を繋ぐ「眠っていた記憶(じけん)」が描かれる。
長野巡礼イベントはファンも見学に訪れる長野県警からスタート
山田と山下がまず訪れたのは、本作のキーパーソンである隻眼の警部・大和敢助らが所属する長野県警。入口でコナンと合流した2人は、劇中でも描かれたエントランスで、アニメの再現度の高さに驚きつつ、視線は受付に飾られた青山直筆の色紙へ。
2024年の5月に取材で訪れた際に青山から渡されたという色紙は、普段は広報課に飾られているものの、今もファンが一日に1~2組は見に来るということを聞いた2人は「やっぱり長野県警組は人気なんですね…!」と感嘆の声を上げた。
その後、長野県内の110番通報を受信する地域部通信指令課を見学した2人は、1日平均で300件くらいかかってくる電話対応を5人程度で対応していると聞き、驚きを隠せない様子。その後も、普段接することのない仕事内容に興味津々で見学中に目についたものに関する質問を次々と重ねた。
長野県知事と県警の本部長とともに表敬トークイベントを実施
さらに、長野県の阿部守一知事と県警の鈴木本部長を交えて行われた表敬トークイベントでは、舞台となった長野県について山田が「雪山がすごく美しく描かれています。ただ劇場版『名探偵コナン』なので事件は起きますし、結構なアクションもあって…普段見慣れている場所も、まったく違う景色を見せてくれると思います」と劇中で描かれた忠実な長野県の描写についてアピール。
阿部知事も「今日壇上に上がっているお二人の名前にも山が入っているし、何といっても長野県は“山の県”なので、映画を通して長野県の自然の魅力が伝わればうれしい」とコメント。
また、劇中での長野県警の活躍について、山下が「長野の雪山でガンアクションがあったり、そこでのキャラクターたちの行動にもグッとくるものがあって、映画を見た人全員が(長野県警組の)3人を好きになっちゃうような内容になっています!」と語ると、鈴木本部長も「映画では優秀な長野県警の捜査員が活躍しますが、リアルな長野県警にもプロフェッショナルな職員がたくさんいますので、物騒なことが起きないようにしっかりやっていきたい」と話した。
トーク後に行われたフォトセッションでは、山田が「コナンくんがいるところでは事件が起こるので、じっとしていなきゃいけないフォトセッションは、どこからか狙われたらと思うと怖いですね…」と笑いを誘いつつ、終始和やかな雰囲気でイベントを終えた。
山下美月、自身が演じた“円井まどか”が行った電波観測を体験
次に、2人は山下が演じる円井まどかが働いている設定となった国立天文台野辺山宇宙電波観測所へ。
青山が描いた劇場版のティザービジュアルにも描かれている、日本最大級となる45メートルの大きさを誇る電波望遠鏡の前でフォトセッションをした2人は、実際にアンテナが角度を変えながら動くところも見学。
アンテナが見える場所で行われたインタビューでは「最後には壮大なアクションがあったりする中で、今、ここにいるのは緊張しますね…」と匂わせコメントを残す山田に、山下も「とんでもないことになってましたね」と笑顔を見せた。
施設を巡った後には、山下が演じたまどかが劇中で行っていた電波観測を特別に体験することに。普段は研究員しか立ち入ることのできないたくさんのモニターが設置された観測室で、西村所長の指示のもと、手元の機器でアンテナを操作した山下は、背後で操作を見守っていた山田と、実際にアンテナが動く様子を正面の窓から覗き込みながら「すごい体験ができました!」と興奮した様子。
最後に一日を通しての感想を聞かれると、山下は「長野県警からここ(国立天文台野辺山)まで車で2時間くらいかかったんですけど、コナンくんもこの距離を移動したんだなとかリアルに感じられておもしろかったです」と話した。
山田は「本当に忠実に再現されているので映画を見た後に(舞台となった場所に)行くと楽しめるのかなと思います!」と締め、それぞれが、映画の舞台となったスポット巡りを存分に満喫した様子で一日を終えた。