子どもがいない時は自由にお出かけしていましたが、子連れになると「授乳室はあるか」「おむつ替え出来る所は?」など、子どものお世話を中心に行き先が決まることも多くあるものです。
今回は、筆者が呆れかえってしまった出来事をご紹介します。
子連れに優しいショッピングモールへ
息子が赤ちゃんの時、夫と三人でショッピングモールへ行くことになりました。
そのショッピングモールはかなり子連れに優しく、小さい遊び場や授乳室などが充実しているのです。
まだ子連れ外出に慣れていなかった私達にとって、そのように子連れに優しい場所はとてもありがたいものでした。
授乳室が満室。泣く息子をあやしていると……
到着して散策したあと、息子の授乳のタイミングがきました。
事前に場所を確認していた授乳室にすぐ入れたのですが、残念なことに満室。
仕方なく待つもどこも開かず、息子は泣き出して止まりません。
別の授乳室を探そうかと携帯で調べていると、運よく個室が一つ開きました。
入っていたママさんが、泣いてる息子を見て、
「お待たせしてごめんなさいね、お腹空いちゃったよね」
そう優しく声をかけてくれて、とても嬉しく思いました。
お礼を言って個室に入り、急いで授乳を始めることに。
息子はすぐ泣き止み、やっと安心することが出来ました。
泣き止むと一気に静かになって、周りの音が聞こえるようになったのですが、ここであることに気付いてしまったのです……。
授乳室は誰のための場所なのか
左隣の部屋には家族で入っているようで、男性の声も聞こえていました。
(このショッピングモールの授乳室は、男性は入れないはずでは?)
そして授乳をしているとかではなく、子どもとお菓子を食べながら団欒しているような、楽しそうな声が聞こえてくるのです。
さらに右隣から聞こえるのは、女子高生くらいの、若い女の子二人組の声でした。
楽しそうな恋バナに夢中のようで、横の部屋に声が筒抜けだということには、全く気付いていないようでした。
実際に中を覗いたわけではないので、左隣の一家はもしかして赤ちゃんもいて、授乳していたのかもしれません。
それでも、このエリアは男性は禁止のはず。
一緒に入りたいなら、男性OKのエリアに行くべきではないでしょうか?
パパと赤ちゃんだけでお出かけした際、設備が整っておらず、授乳室が使えず困ってしまう状況もあるかと思いますが、ママがいる場合は、パパが外で待っているご家族が多いかと思います。
そして私が出るタイミングで右側のドアも開いたのですが、やはり若い女の子二人組で、赤ちゃんはいませんでした。
授乳室は休憩所じゃないので、本当にやめてほしいと思った出来事でした。
まとめ
私は色々な場所で授乳室を利用しましたが、残念ながら授乳目的ではない使い方をしている人達を沢山見かけました。
個室でのんびりしたい気持ちも分からなくはありませんが「授乳室は誰のためのものなのか」を今一度考え直して頂きたいものです。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。