親の言葉を聞かずに後悔した経験はありますか? 筆者の親戚の子は『高校選び』で親と衝突。当時のことを後悔していると話してくれました。今回は筆者の親戚の子の後悔しているエピソードを紹介します。
高校選び
中学3年生のとき、私は進学する高校選びで悩んでいました。
通いやすい場所にある高校はいくつかあったのですが、どの高校にも魅力を感じられないんです!
けれど、行きたいと思える高校がないのに受験勉強を頑張ろうとも思えず、当時は深刻に悩んでいました。
そんなある日、高校生の女の子がいる親戚の家にうかがう機会がありました。
親戚の家で高校生のお姉さんは制服を着ていたのですが、その瞬間胸がときめいたことを覚えています。
その高校の制服がとっても好みだったんです!
ここに行く!
その親戚のお姉さんが通っている高校は、私の住むエリアからはかなり離れています。
しかし調べてみると電車でなんとか通学できそうだったのです。
私は両親に「お姉さんと同じ高校に行く! だって制服が可愛いんだもん!」と宣言。
両親は「あんたの中学校からあそこの高校に行く人はいないから、友達まったくいないんだよ?」「電車で通えるって言ってもかなり時間がかかるぞ?」と反対していましたが、私はようやく行きたい高校が見つかったため、聞く耳を持ちませんでした。
合格
春、私は無事にお姉さんの通う高校に合格。
憧れの制服を着て高校生活が始まりました。
しかしいざ入学してみると地元の中学校出身の人ばかりで余所者だと実感。
みんなが放課後に遊びに行くと盛り上がっていても、私は電車の時間があるためまっすぐ帰らざるを得ません。
結末
きっと私が明るくみんなに話しかけていけるタイプだったらよかったのでしょうが、内気な性格もあり結局人間関係もうまく構築できず……。
時間のかかりすぎる通学にも疲弊してしまい、結局私はわずか3か月で中退してしまう結果になりました。
あのとき、両親の言葉をきちんと聞いていればと後悔せずにはいられません。
【体験者:20代・女性パート、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。