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悪徳令嬢とヒロインの百合ルートで破滅回避?異世界ラブコメに「応援してます」の声【漫画】

  • 2025.4.10
『男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。』が話題 ⒞Jun Miura/KADOKAWA

【漫画】美しく時におバカな悪徳令嬢が主役?男子視点のツッコミが「面白すぎます」と好評

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、月刊ドラゴンエイジで連載されている『男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。』をピックアップ。

作者の三浦純さんが1月9日にXで同作を投稿。そのツイートには7300以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、三浦純さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。

男子高校生が乙女ゲームの世界に転生…?破滅回避のため決意したこととは

『男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。』(5/36) ⒞Jun Miura/KADOKAWA

エヴァン公爵家の令嬢、エレナ・エヴァンはある日、ロイヤルアカデミアの廊下をいつものように歩いていた。

そこでバナナの皮を踏んで転んでしまい、その拍子に前世の記憶を思い出す。

前世ではいたって普通の男子高校生だったエレナは、猫を助けようとして交通事故に遭い、亡くなってしまった。そしてなぜか、妹が好きだった乙女ゲーム「プリンセス☆ナイト」に登場するヒロインの恋敵、悪役令嬢エレナに転生したのだった。

悪役令嬢のイメージと言えば、ヒロインに嫌がらせをしまくった挙句、最後に報復される…そんなバッドエンドから逃れるため、エレナは自分のとるべき行動について悩んでいた。

そんなエレナの前に現れたのは、このゲームのヒロインであるティアラ。可憐で美しいティアラは、暗い表情のエレナを心配して声を掛けてきた。

彼女の笑顔にときめいてしまったエレナは、「悪役令嬢(俺)と主人公(ティアラ)の百合ルート…ワンチャンあるな…?」と思いつく。

こうして、破滅エンドの回避と百合ルートの開拓を目指すエレナの挑戦が始まった。

まずは友達関係になろうと、思い切ってランチに誘ったエレナだったが、ティアラの手作り玉子焼きを「あーん」されただけで鼻血。さらに、「やっぱりお加減が悪いのかしら…」と額をくっつけられると、興奮のあまり卒倒してしまった。

至福の時間を過ごしているところに、謎のイケメン生徒が現れて…。

実際に作品を読んだ読者からは、「自分からてぇてぇルートを作る悪役令嬢w」「悪役令嬢が鼻血を出しながら開拓ルートを目指すの面白すぎます」「ヒロイン攻略で破滅回避、応援してます」等の声が多数上がっていた。

今自分に描ける悪役令嬢ものはこれしかない――作者が語る創作の背景

『男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。』(17/36) ⒞Jun Miura/KADOKAWA

――『男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

もともと、悪役令嬢を主人公にした作品を最初に見た時に、「これ、発明じゃん…!?」と思ってました。

というのも、自分が知ってる乙女ゲームといえば、子供の頃に周囲で流行っていた『アンジェリーク』くらいでしたが、とはいえヒロインものにはつきものですよね。「ああ、ああいうライバルキャラのことね」と。

自分の場合、正ヒロインよりライバルキャラを好きになる場合が多くて、けどうまいこと幸せになるのはやっぱり正ヒロインの方で、報われないライバルキャラを見て悲しくなることが何度もありました。

なので、悪役令嬢が素朴な人格に変わることで周囲に愛されていく、という展開はとても気持ちがよくて。

普段自分が読むジャンルではなかったですが、そのうち自分も描いてみたいと思い始め、2ページくらいの簡単な漫画をSNSにアップしていたのですが、その後担当さんに「これやりましょう」と言っていただいて連載することになりました。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

今まで真面目な漫画を描くことが多く、コメディの連載は初めてで、でもやるからには難しいことはせず、笑いに全振りしようと思って描き始めた作品なので、とにかく「全コマ面白い」を目指して描いていました。

あと、基本おバカな男子高校生がちょっとした瞬間に見せる男の子らしさが悪役令嬢の美しさと合わさったら、これはもう無敵の王子様になれる、と思っていまして、「ちょっと変わった格好いい女の子(?)」のエレナを楽しんでいただけたら嬉しいです。

――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

2巻に収録予定ですが、ガラハドと勝負する回が描いてて一番楽しかったです。

(ガウェインみたいに)エレナと勝負して負けて、コロッと落ちてくれるかと思いきや、「こいつ全然落ちないな…」ってなりました。

――本作は、男子高校生が乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまい、バッドエンドを回避するため奮闘するという斬新なストーリーで注目を集めています。こうした作品のアイデアやキャラクター構築は、 どのようなところから着想を得ているのでしょうか。

本当に難しいことは何もなくて…。

単純に、悪役令嬢ものに興味があるけど、自分が女性視点の漫画を描くことがすごく苦手で、無理かな~と思っていたら、ふと「中身を男子にすれば描けそう」と思って。

更に言えば、乙女ゲームにも女性向け漫画の世界にも馴染がなくて、何せジャンプっ子でしたし、

無理かな~と思っていたら、「乙女ゲームに馴染みがない男子視点でツッコミを入れていく漫画なら描けそう」と思って、今自分に描ける悪役令嬢ものはこれしかないな、という感じでした。

――三浦純さんの今後の展望や目標をお教えください。

今はとにかく連載作品が打ち切りにならないことが目標ですね…。

そこを乗り切ったら、もっと作品をよくすることに集中したいです。

――最後に、作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

『男子高校生、乙女ゲームの悪役令嬢に転生する。』は、読みたい時にふらっと読んで笑ったりほっこりしてもらえる作品を目指したので、皆様の癒しの一助となれば幸いです!

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