Ansh(飯田橋)
日本人の味覚に寄り添う季節感ある料理を
インドの四大都市の一つで、“南インドの玄関口”とも呼ばれるチェンナイ。シェフのジョン・ケネディさんはここ出身で、11年前に来日。さまざまなインド料理店に勤めてきたが、元同僚のタパ・リバクさんが店を開くにあたりシェフに就任した。
メニューには、日本ですっかり市民権を得たビリヤニや、米粉の生地を薄く焼いたドーサ、さらりとしてお米によく合うカレーなど、南インドならではの料理が並ぶ。また魚料理が盛んな港町生まれとあって、魚の揚げ物や蒸し料理も自信作だ。
自ら毎日市場やスーパーへ食材の仕入れに赴くので、カレーやビリヤニの内容は日替わり。日本固有の野菜や魚も積極的に取り入れる。その日使う分だけを挽くパウダースパイスは、なるほど香りが華やか。美しい盛り付けと上品な味わいも出色だ。
開店前には里帰りし、祖母からレシピを伝授されたというケネディさん。もっとメニューを増やしたいと意気込む。
Information
Ansh
<アンシュ>
住所:東京都千代田区飯田橋4-5-2 T&Sビル2F
TEL:03-3261-0681
営:11時〜14時30分LO、17時〜21時LO
休:無休
JR・東京メトロ・都営大江戸線飯田橋駅から徒歩3分。2024年12月11日オープン。ディナータイムにはアラカルトメニューのほか、全6品のおまかせコース4,000円も。ワインは、インド産に絞って10種類以上を揃えている。ボトル2,500円〜。またチャイやラッシーは、プレーンに加えてフルーツなどを使った季節のフレーバーも。ビール600円〜、ハイボール600円、グラスワイン700円。前菜500円〜、揚げ物900円〜、炒め物1,100円〜、蒸し物600円〜。テーブル5卓18席、カウンター4席。
*営業形態、営業時間等は変更になることがあります。