脇役だって恋をする…映画『モブ子の恋』が2026年初夏に公開！桜田ひより、木戸大聖が主演を務める

2017年に「月刊コミックゼノン」にて連載スタートし、現在はWEB漫画サイト「ゼノン編集部」で連載中の田村茜による同名コミックを実写映画化する『モブ子の恋』。主演に桜田ひより、木戸大聖を迎え、2026年初夏に公開される。

【写真を見る】20年間、ずっと片隅で“脇役”として過ごしてきた田中信子に芽生えた初めての恋心を描く「モブ子の恋」

監督は『チア男子!!』(19)で長編映画デビューし、「silent」、「海のはじまり」、『バジーノイズ』(24)といった数々の話題作を世に送りだした風間太樹。風間監督は「スーパーのアルバイトで出会った仲間たちとの関わり、あるいは恋愛を通して、信子の見つめる世界の広がりを優しく繊細に描いた原作の手触りを大切に、映画もその一歩一歩を丁寧に描いていきたいと思います」とコメントしている。

人見知りで控えめな性格の女子大生、モブ子こと田中信子を演じるのは桜田ひより。『交換ウソ日記』(23)での演技が評価され、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、近年も『ブルーピリオド』(24)、『大きな玉ねぎの下で』(25)、「相続探偵」と多くの話題作へ出演している。原作ファンを公言する桜田は、「原作ファンとしてずっと見守ってきた信子を、こうして自分が演じる日が来るなんて…といまも胸が高鳴っています」とコメント。風間監督とは3度目のタッグとなるが、「まだクランクイン前ですが、いつも自分の知らなかった一面を引きだしてくれる風間監督と、素敵なキャストの方々、素晴らしいスタッフのみなさんと、丁寧に、繊細に、信子たちの世界を作れる事を楽しみにしています」と撮影に向けての意気込みを語っている。

そして、モブ子が初めて恋心を寄せる同じスーパーでアルバイトをしている大学生、入江博基を演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ「First Love 初恋」で一躍注目を集め、「忍びの家 House of Ninjas」、「海のはじまり」、『ゆきてかへらぬ』(25)などに出演する木戸大聖。木戸は「恋愛という形だけではない信子と入江くんの関係を、風間太樹監督、桜田ひよりさんと1シーン1シーンを大切に紡いでいきながら楽しめたらいいなと思っています」とコメント。さらに、「『モブ子の恋』だからこその、これまでにない“新しいラブストーリー”をみなさんにお届けできたらうれしいです」と意気込んでいる。

そんな桜田と木戸に対して風間監督は、「主演の桜田ひよりさん、木戸大聖くんには再会の心強さを感じています。よく考える2人です。それぞれが、それぞれの歩みのなかで気付き、手放し、育んだもの。変わらないところも含めて、新鮮な気持ちで見つめたいと思います」とコメントしており、全幅の信頼を寄せている。

はたして、どのようなラブストーリーが紡がれるのか？『モブ子の恋』の今後に注目してほしい。

＜コメント＞

●桜田ひより(田中信子役)

「原作ファンとしてずっと見守ってきた信子を、こうして自分が演じる日が来るなんて…といまも胸が高鳴っています。木戸さんとは初めて一緒にお芝居をさせていただきますが、お会いした時に自然体で、温かい空気を纏っている方だなと思いました。まだクランクイン前ですが、いつも自分の知らなかった一面を引きだしてくれる風間監督と、素敵なキャストの方々、素晴らしいスタッフのみなさんと、丁寧に、繊細に、信子たちの世界を作れる事を楽しみにしています」

●木戸大聖(入江博基役)

「自分で自分の性格だったり、これまでの生き方を変えようとすることってそんなに簡単じゃないと思うんです。相手のことを考えすぎるがゆえに人とコミュニケーションをとることに難しさを感じている入江くんが、同じ境遇の信子と関わり、時間をともにすることで、どのような影響を受け、また与えることができるのか。恋愛という形だけではない信子と入江くんの関係を、風間太樹監督、桜田ひよりさんと1シーン1シーンを大切に紡いでいきながら楽しめたらいいなと思っています。『モブ子の恋』だからこその、これまでにない“新しいラブストーリー”をみなさんにお届けできたらうれしいです」

●風間太樹(監督)

「自分の言葉や振る舞いで、誰かをがっかりさせてしまうのが怖い。些細なことに心を配り過ぎてしまう信子には、自信がありません。何事にもひたむきで、憧れや、願い、恋心すら抱えているけれど、どうしても自己世界で足踏みしてしまう。スーパーのアルバイトで出会った仲間たちとの関わり、あるいは恋愛を通して、信子の見つめる世界の広がりを優しく繊細に描いた原作の手触りを大切に、映画もその一歩一歩を丁寧に描いていきたいと思います。主演の桜田ひよりさん、木戸大聖くんには再会の心強さを感じています。よく考える2人です。それぞれが、それぞれの歩みのなかで気付き、手放し、育んだもの。変わらないところも含めて、新鮮な気持ちで見つめたいと思います」

●田村茜(原作)

「『モブ子の恋』の実写映画化が決まりました！漫画を読んでくださっている方も、そうでない方も、楽しみにしていただけるとうれしいです。恋を起点に2人の間に様々な感情が芽生えていく様子を、映画ならではの表現で観られることを私自身とても楽しみにしています」

文/平尾嘉浩