1. トップ
  2. ヘア
  3. 【50代の美活!趣味活!】ウィッグも赤い髪も、意外と世は認めてくれている!?

【50代の美活!趣味活!】ウィッグも赤い髪も、意外と世は認めてくれている!?

  • 2025.4.10

月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。イラストレーターとパート事務のWワーカーをしているイシイさんが、ウィッグヘアと着物の楽しみ方を綴っています。

私は50歳のときにグレイヘアデビューしました。その後紆余曲折を経て、現在は赤い髪&パート出勤時のみウィッグ装着、という生活をしています。ウィッグをかぶり始めてまもなく1年。今回は髪の色について思うことや、今後のヘアスタイルについて書こうと思います。

ウィッグをかぶり始めてから1年経って思うこと

2024年の4月にパート先で赤い髪色を注意され、「早急に改善します!」とブラウンのウィッグをかぶり出勤をしたあの日から、まもなく1年が経とうとしています。
かぶり始めた頃はうっかり赤い髪のまま出勤しそうになったこともありましたが、今ではすっかりウィッグ装着が習慣化しました。

パートのある日は化粧に取りかかる前に、ウィッグ用のネットを先にかぶってしまいます。自分の髪をすっぽりネットの中に入れてしまうので、化粧がとてもやりやすい! 便利だわ、と思った頃からかぶり忘れることもなくなりました。

そして、ウィッグをかぶった自分の顔も見慣れてきました。最初はウィッグをかぶった自分の顔にかなり違和感があり、不意に鏡に映ったウィッグ姿の自分を見てびっくりすることもありましたが、今はどちらも「私」と自信を持っています^^。

しかも、どちらかというとウィッグをかぶった顔の方が優しげに見える気も。ウィッグをかぶることで、猫をかぶっているのかも(笑)。

家族や周りの人のそれぞれの反応

ウィッグに対しての反応は本当に人それぞれだなと思った1年でもありました。
例えば……
夫:割とフランクなタイプなので「ウィッグ? いいじゃん、かぶれかぶれ!(笑)」という感じで反対もされず、むしろ面白がっています。
同居中の20代息子:ほぼ無反応。母親のヘアスタイルなんぞ心底どうでもいいようです。
姑:意外にもノーコメント。買い物のサポートなどで週に1回くらい会うのですが、赤い髪で行ってもウィッグ姿で行っても以前と変わらず。嫁のヘアスタイルに興味がないのか、気を遣って何も言わないのか、それとも嫁の顔なんか目に入っていないのか……。
職場の人たち:私がウィッグなのを知っている人は数人しかいませんが、その人たちはウィッグの話題をこちらが振らない限り、自分からその話題に触れてくることはありません。

ウィッグに興味を持つ同年代の女性からは「私もいずれ…と思っているので、参考に聞かせて」と値段や入手方法について聞かれたことはありました。
一番厳しいのは20代の娘でしたね。ロングのウィッグをかぶった際に黒いゴムで無造作に結んでいたら
「そんな手抜きじゃダメでしょ!」
とバレッタを買い足せだの結ぶ位置が悪いだの、結構なダメ出しをされました。

髪の色はこれからどうなるのか

私が髪の色を注意された2024年は、マクドナルドが店舗従業員の髪色を自由にすると発表した年でした。その前後に、小売りや外食業界で髪色をはじめとした身だしなみ基準が緩和されるニュースを見聞きしましたし、近所のスーパーで働く知人からも
「うちの店でも明るいヘアカラーOKになったのよ」
と聞いたので、世の中全体としてはゆっくりと「好きな髪の色でいても大丈夫」になってきているようです。私のパート先のように、暗い髪色の方がふさわしいとされる職場も、まだまだあるみたいですが……。

楽観的ではありますが、髪色はこれからもっと自由に選べるようになっていくのだろうと感じています。ウィッグを日常的に使う人ももっと増えていくのではないでしょうか。
帽子のように気軽にウィッグを使い、朝と夜で髪の色が異なるのが珍しくない世の中になったら、「あ、ウィッグ忘れちゃったからコンビニで買っていこう」と、色とりどりのウィッグの中から好きな髪色を選んでから出勤する、なんていうシーンもくるかもしれませんね。
その頃には職場の身だしなみ基準自体が無くなって、ふさわしい色のウィッグが制服として支給されたりして。
そんな面白い時代は来るのかな。もうしばらく赤い髪とウィッグの二刀流を続けながら観察していこうと思います。

ウィッグを一年つけてみて感じたあれこれのお話でした。
次回は着物のお話です。初心者が着物を着る際、これで合っている? 大丈夫? と心配になることも多いのですが、そんな時に私を勇気づけてくれた人の言葉についてお送りします。

編集/大人のおしゃれ手帖編集部
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

イラストレーター イシイ

イシイ

在宅ワーク(イラスト・デザインなど)と事務パートをしている55歳のWワーカー女子。 体の悩みが尽きないお年頃ですが、髪はグレイヘア期間を経て、「赤い髪&必要に応じてウィッグ」というスタイルに落ち着いた今日このごろ。2023年から、憧れていたカジュアル着物を取り入れて出かける生活にも挑戦中。 現在、ブログ「赤髪とウィッグとetc.アラカンイラスト日記」を発信中。

元記事で読む
の記事をもっとみる