チュウォンが主演する韓国映画『消防士 2001年、闘いの真実』が、7月4日より全国公開されることが決定。ティザービジュアルと特報が解禁された。
【動画】消防士たちの壮絶で過酷な闘いを予感――『消防士 2001年、闘いの真実』特報
本作は、2001年3月4日に発生した「弘済洞火災惨事事件」をもとに、消防士たちの凄絶な闘いを描く。韓国での公開時には初登場1位(12月4日公開)、3週連続第1位(洋画除く)、さらに12月公開ながら2024年の興行収入で国内映画トップ5にランクインする大ヒットを記録した。弘済洞火災惨事事件では、装備や待遇が劣悪な中、消防士による命懸けの消火活動と人命救助が行われ、当時韓国でも大きな事件として報道され、消防士の待遇改善のきっかけとなった。
新人消防士のチョルンは、ソウル市の西部消防署に配属される。初出勤の日、隊員たちへの挨拶もそこそこに火災現場へと出動するが、訓練とは違う実際の現場に戸惑い、隊員たちの足を引っ張ってしまう。落胆するチョルンだったが、厳しくも優しい隊員たちの助けもあり、日々の経験を経て消防士として成長していく。
そんな中、3階建てのアパートで火災が発生し、チョルンらは現場へと向かう。しかし、火の手は瞬く間に広がり、懸命な消火活動も追いつかず建物は崩壊寸前だった。隊長からは撤収の命令が下されるが、班長のジンソプらは要救助者の捜索を続けていた―。
主人公である西部署の新人消防士・チョルン役には、Netflixの非英語映画部門で1位を獲得したNetflixオリジナル映画『カーター』、ドラマ『猟奇的な彼女』『グッド・ドクター』『製パン王 キム・タック』など数々のテレビドラマに出演し、“視聴率王子”の異名を持つ実力派人気俳優のチュウォン。
西部署班長のジンソプ役には、『哭声/コクソン』では主人公の警察官ジョング役を演じ青龍映画賞最優秀主演男優賞にノミネートされた実力派俳優のクァク・ドウォン。同期で友人のカン隊長役には、『梨泰院クラス』で主人公の宿敵の会長役で知名度を上げ、『劇映画 孤独のグルメ』では韓国入国審査官を演じ記憶に残るユ・ジェミョン。さらにイ・ユヨン、キム・ミンジェ、オ・デファン、イ・ジュニョク、チャン・ヨンナムら豪華俳優陣が脇を固める。
監督を務めたのは、自伝的物語でもある『友へ チング』が当時の韓国歴代1位となる観客動員数818万人を突破する大ヒットとなり、その後も『チング 永遠の絆』『極秘捜査』『長沙里 9.15』などを手掛けてきたクァク・キョンテク。
解禁されたティザービジュアルでは、燃え盛る炎に囲まれているチョルン(チュウォン)らと思える消防士が、お互いに支え合うシルエットが切り取られている。火災の過酷さが伝わり、激しい炎と消防士たちの壮絶な闘いを予感をさせるティザービジュアルだ。
特報では、恐怖の中で消防士として働く西部署の班長・ジンソプ(クァク・ドウォン)が、新人の頃に先輩に「怖くないのか」と問いかけた時のエピソードを語る。先輩は「俺も怖い。黒い煙で足元すら見えない時は、足が震える」と答え、さらに「そんな時、何を思うのか」と尋ねると、答えはひとつ――「俺がここで負けたら、誰かが死ぬ」。その言葉を受け継ぎ、人を助ける仕事への決意を新たにするジンソプのセリフが、心に深く響く内容となっている。
映画『消防士 2001年、闘いの真実』は、7月4日より全国公開。
映画『消防士 2001年、闘いの真実』特報