ロサンゼルス・ドジャース傘下マイナーAAAのオクラホマシティ・コメッツ所属のキム・ヘソン(26)が3安打3打点の猛打を放ち、メジャー昇格へ強烈なアピールを続けている。
キム・ヘソンは4月9日(日本時間)、敵地ザ・デル・ダイヤモンドで行われたテキサス・レンジャーズ傘下AAAラウンドロック・エクスプレスとのビジターゲームに「1番・中堅手」で先発出場し、二塁打含む6打数3安打、3打点、3得点、1盗塁の大活躍でチームの16-3の大勝に貢献した。
シーズン初の1試合3安打にして6試合連続安打を達成したキム・ヘソンは、AAAでの通算打率を「0.273」から「0.308(39打数12安打)」に引き上げ、OPS(出塁率+長打率)も「0.823」から「0.873」へ大幅に伸ばした。
メジャー昇格の噂もあったが…
1回の1打席目は空振り三振、3回の2打席目は見逃し三振と2打席連続で倒れたが、4回表、無死満塁のチャンスで2点適時打を放った。相手右腕ハンター・ストリックランド(36)が初球に投じた外角高め148.5kmストレートを右前に打ち返し、ラインドライブの安打を記録した。
5回には遊ゴロの間に出塁に成功し、7回には二死一塁から中前安打でマルチヒットをマーク。その後、二死一、三塁の場面では今季4個目となる盗塁にも成功した。
そして、9回無死一、二塁では左方向へ二塁打を放ち、二塁走者をホームに帰した。これが今季5本目の二塁打となった。
守備でも、キム・ヘソンは中堅手として5つのアウトを処理。フライアウト4つに加えてライナーアウトも1つ記録し、広い守備範囲を見せた。
キム・ヘソンは去る7日、サンディエゴ・パドレス傘下マイナーAAAのエルパソ・チワワズ戦で先発を外れた際、監督と抱擁したり、チームメイトと握手をしたりする光景が捉えられたことで、メジャー昇格の可能性が取り沙汰された。
実際、ドジャースの中堅手アンディ・パヘス(24)が攻守で深刻な不振に陥っているため、キム・ヘソンの昇格は自然な流れと見られていた。もっとも、実際には7日の先発除外は単なる休養のためで、メジャー昇格の連絡はなかった。
それでも、キム・ヘソンは再び出場したAAAの試合で二塁打含む3安打と存在感をアピール。悲願のメジャー昇格へさらに力強い一歩を踏み出した。
(記事提供=OSEN)