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中島裕翔“青木”、極限状態の板垣李光人“薪”を抱きしめ「好きです」に「息できないほど泣いた」とトレンド入り<秘密 最終回>

  • 2025.4.8
「秘密~THE TOP SECRET~」より (C)カンテレ

【写真】スーツ姿が格好良い薪(板垣李光人)と青木(中島裕翔)

板垣李光人とHey! Say! JUMP・中島裕翔がW主演を務めるドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の最終話が、4月7日に放送された。極限状態になった薪(板垣)を青木(中島)が抱きしめて「好きです」という様子が描かれ、どちらの思いも痛いほど伝わってくるため涙が止まらなくなった。X(旧Twitter)でも、「自分に銃を向けている人に丸腰で抱きしめにいくって これ以上ない愛だと思う」「凄まじいドラマだ…」「息できないほど泣いた」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。(以下、作品のネタバレを含みます)

記憶を映像化する「MRI捜査」を行う物語

同ドラマは清水玲子による同名漫画を原作に、科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”を舞台に、死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI技術を用いて、室長の薪剛(まきつよし)と、新米捜査員の青木一行(あおきいっこう)のバディが、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンス。

板垣が薪剛を、中島が青木一行と、かつての第九メンバーで薪の親友以上の存在だった鈴木克洋の一人二役を演じる。そして二人の大学時代からの友人で、亡くなった鈴木の婚約者でもある解剖医・三好雪子(みよしゆきこ)を門脇麦が演じる。

死者の脳の「MRI捜査」を行う“第九”に所属する薪と鈴木が捜査

驚異的な記憶力と鋭い洞察力を持つ薪剛は、科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”の室長に任命され、大学時代からの親友で副室長の鈴木克洋とともに、新たな任務に就くことになる。第九では、凶悪・重大犯罪において被害者および犯人が死亡した際、その脳を特殊なMRIスキャナーにかけ、生前の記憶を映像化する「MRI捜査」を行う。脳科学者の貝沼清孝(國村隼)が開発したこの技術により、真相を明らかにできる可能性は高まったが、一方で倫理的な問題もあるため、第九は機密組織とされている。

貝沼が自ら命を絶ち、病気を苦にしての自殺とされ、貝沼の異変に気付けなかったことを薪は悔やむ。「脳を『第九』のために役立ててほしい」という遺言のとおり、鈴木が貝沼の脳をMRIでみることを約束する。ところが数日後、MRI捜査室へ向かった薪の耳に、突然、発砲音が響きわたる。薪が駆けつけると、そこには鈴木ら捜査員たちが倒れ、モニターには貝沼の恐ろしい秘密が映し出されていた。貝沼のMRI映像を見た鈴木は薪に銃を向け、薪は正当防衛で鈴木を死なせてしまう。

鈴木が亡くなってから3年後。薪に憧れてやってきたという、死んだ鈴木にそっくりの新人・青木一行(中島)が第9に配属される。

“第九”に復帰した瀧本(眞島秀和)から精神的に追い詰められた薪は、第九からレベル5のデータを無断で持ち出す。薪には、ある思惑があった。

青木「薪さん、あなたが好きです。そんなふうに自分を追い詰めないでください」

薪は、青木の姉夫婦を殺されたのは自分が原因だと知り、苦しんでいる青木のため、岡部(高橋努)との連絡も絶ち、一人で解決しようとある施設に向かう。しかし、いまやSATが出動する事態となり、このままでは事件が解決する前に薪が射殺されると考えた岡部は薪を救うため、青木に「お前があの人を止めるんだ!」と命じる。

そして、薪は追ってきた瀧本と対峙するが、瀧本は刺客に撃たれて絶命する。ようやく施設に青木が到着すると銃声が聞こえ、中に入って行くと頭部を撃たれた瀧本が横たわり、瀧本の頭部に銃口を向ける薪がいた。

青木が近づこうとすると、薪は青木に対して挑発するように発砲し、「青木、僕を撃て。ここを撃ってくれ! お前が!」と心臓の位置を示して自分を撃つように懇願する。「この目を、この脳を、僕の体から今すぐ引きずり出してみろ。何もかも、全部、お前が…」と言って泣き崩れる。そして、薪がわざと外して青木に発砲すると、青木は銃を捨てて駆け寄り薪を抱きしめる。

青木は「秘密はどうでもいい。薪さん、あなたが好きです。そんなふうに自分を追い詰めないでください。責任を独り占めしないでください。人が殺されるのはあなたのせいじゃないんです」と言い、みんなが薪のことを心配していることを薪に訴える。「鈴木さんもずっとあなたのことを、ずっと、ずっと。薪さん、自分を嫌いにならないでください。どうか、もうご自分を許してあげてください。あなたがご自分を好きになってあげてください」と切々と語って、薪の頭を撫でる。

薪は「鈴木、すまない。まだ、しばらくそちらにはいけない」と心のなかでつぶやき、青木の腕の中で気を失うのだった。

薪を思う青木の気持ちも、薪の苦しみも伝わってきて涙が止まらなくなった。Xでも「自分に銃を向けている人に丸腰で抱きしめにいくって これ以上ない愛だと思う」「回を重ねるごとに役とのシンクロ度が上がっていった板垣李光人すさまじかった…!」「凄まじいドラマだ…」「息できないほど泣いた」とコメントが寄せられ、「2期でもSPドラマでも映画でもいいからまた第九に会いたいよ…」「続編希望!」との声も上がり、トレンド入りを果たした。

◆構成・文=牧島史佳

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