【漫画】「釣り合わない」と思っていたけど…クールモテ男子×ちょっぴり卑屈な彼、2人の進展に読者から「最高の予感」と反響続々
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2025年1月17日にX(旧Twitter)に投稿された『大学のクールモテ男子とお近づきになる話』をピックアップ。
本作はコミックスが5月9日に発売予定の『まなざしは閃光』第1話にあたるエピソード。作品は現在海王社のamuseで連載されている。作者の篠芽ゆひさんが本作をX(旧Twitter)に投稿されたところ、1.5万を超える「いいね」と多くの反響コメントが寄せられた。本記事では作者の 篠芽ゆひさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
「紹介してほしい」と頼まれた相手は…
お人好しの陽依(ひより)は、よく大学の女友達から男の子を紹介してと頼まれる。今回仲介を頼まれたのは、工学部の凌(しの)だ。陽依と凌はバイト先が同じだということを、どうやら女子たちは嗅ぎつけたらしい。凌は人の多い大学のなかでもひと際目立つ存在で、顔よし、スタイルよし、女子の扱いにもソツがない、キラキラ1軍男子。
彼女がいるかどうか尋ねても、凌くんは優しいからきっと答えてくれるはず…そうは思っても陽依はなかなか切り出せない。そんなとき、何かを言いたげな陽依に気づいて、凌から陽依に問いかける…。ひそかにお互いのことが気になっている2人。果たして2人の関係はバイト先の友人から一歩前に踏み出すことができるのか、これからの展開に期待する読者から「単行本を切望」「みんな読むべし」「続きが待てない」など多くの反響が寄せられている。
作者・篠芽ゆひさん「本人たちだけが知っている秘密の恋って最高」
――『まなざしは閃光』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
タイプも違う、性格も、生い立ちも、つるむ友達も全然違う二人が、実はちゃんと恋人なのっていいな…!と思ったのがきっかけかもしれません。
周りの誰も知らない、本人たちだけが知っている秘密の恋って最高じゃん!と、そこから構想を練りはじめました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
特にこだわった点は攻めのキャラクターです。
凌くんには全力で陽依くんを支えて包んで背中を押してほしいと思ったので、それができる度量と優しさを詰め込みました。
理想と好み全開なので「見てほしい」というと恥ずかしいのですが、もし読んで頂く機会がありましたら、その辺りのこだわりを感じて頂けると嬉しいです!
――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
3話で陽依くんが凌くんの部屋を訪ねるシーンは、お話の構想を考える序盤からずっと描きたかったシーンだったので思い入れがあります。
会いに来てくれた嬉しさを感じたくも、目の前の恋人は大雨でびしょ濡れで、しかもそのまま「帰る」って言いだしたらそりゃ焦るしもどかしいし複雑な気持ちになるよなって(笑)
付き合いたてでまだ噛み合ってない雰囲気と、慌てる凌くんが描けたのでここのシーンは気に入っていますね!
――陽依と凌のキャラクターを作るうえで、難しかった点があればお教えください。
陽依くんは「他人を優先する、自己肯定感が低い」男の子ではあるんですが、卑屈にはしたくなかったので、そこのニュアンスが難しいなと思いました。
あと凌くんとの関わりの中で、自分の気持ちを大事にしたり、自信が持てたりといったプラスの変化を描きたいと思ったのですが、「人間って実際はそんなにすぐに変われないよな」とも思いまして…。
一見何も変わってないかもしれないけど、そんななかでも凌くんには些細な変化に気づいてほしいな〜と思ってます。
凌くんに関しては「キラキラ…イケメン…むずい」のひと言です(笑)
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
『まなざしは閃光』に少しでも興味を持って下さり、ありがとうございます。改めまして篠芽ゆひと申します。
こうして自身の創作物について話す機会は初めてだったので、ちゃんと伝わる内容になっているか心配ですが、質問の答えを考えるのはすごく楽しかったです!
今回気に入っているシーンにお答えしましたが、読んで下さった方にとって、少しでも「いいな」と思って頂けた場面がありましたらこの上なく嬉しく思います!