松下由樹主演、野村康太共演のドラマ24「ディアマイベイビー～私があなたを支配するまで～」(毎週金曜深夜0:12-0:42ほか、テレ東系ほか／Lemino・TVerにて配信)の第1話が、4月4日に放送。SNS上では、主演・松下の怪演っぷりに「怖すぎる！」などの声が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)
「ディアマイベイビー～私があなたを支配するまで～」とは？
同ドラマは、テレ東×アミューズクリエイティブスタジオが共同制作した完全オリジナル漫画のドラマ化第2弾。芸能マネージャーと新人俳優の歪な関係が紡ぐ狂愛サスペンスだ。
第1話の冒頭は“人気俳優である森山拓人が、自身のマネージャーである吉川恵子をナイフで刺した”とのニュースで開幕。松下演じる芸能事務所のマネージャー・吉川恵子が、野村演じる新人俳優・森山拓人に異常なまでの愛を注ぎ、その執着が狂気へと変貌。愛が歪んでいくさまを描いている。
こんなに怖い「春が来た」は初めて…
日本中を震撼させる衝撃の事件が発生した。それは「人気俳優が担当の女性マネージャーをナイフで刺した」というもの。
そこから少しだけ時はさかのぼり、7ヶ月前。ベテランマネージャー・恵子(松下)は、デビュー前から育て上げた国民的女優(安達祐実)に「私を救ってくれたように、今度は私みたいな誰かを救ってあげてね」と突如別れを告げられ、絶望のどん底にいた。
絶望のあまり街中で涙を流しながら、ゆっくりと歩き「春が来た」を熱唱する恵子。その姿は、あまりにも不気味である。
そんなタイミングで、街で偶然すれ違ったのが拓人(野村)であった。
恵子はまるで恋に落ちたかのように拓人を見つめたまま、転倒。その様子を見た拓人は、手を差し伸べて恵子を助けるのであった。これには恵子「ふふっ」と小さく笑い「見ーつけた」っと笑顔。2人の運命が交わってしまった瞬間であった。
そして恵子と拓人はカフェでお茶をすることに。ここで恵子は何かにつけて「一緒！」と拓人との運命を感じているようなそぶりを見せるのだが、それが何とも気味が悪い。そして「芸能界に興味はある？ あなたはスターになるの、なれるの」と拓人を悔い気味に説得。芸能の世界へと誘うのであった。
初オーディションは散々な結果に…
恵子のコネもあり、拓人は演技未経験ながらも、初めてのオーディションに参加。しかし、拓人は本領発揮できず、せりふもままならない始末。オーディションはあっけなく終わった。
すると、そこにやって来たのが事務所の先輩であり、看板俳優の山部克己(長妻怜央)であった。山部は最初こそ気兼ねなく話しかけるも、「吉川さんが自らスカウトしたお気に入りだって聞いているよ」との発言に拓人が「いや…」と謙遜して見せると、「え？ それ嫌味？」と一瞬にして表情を変える。そして、続けて「それを羨む人もいると思うよ」と忠告するのであった。
恵子の驚きの行動に視聴者「怖すぎる！」
さんざんだった初めてのオーディション。当然、拓人は不合格になりそうになると、恵子は驚きの行動に出る。まずは、自分の膝を拳で叩き、小道具のバイオリンを壁に投げつけた。そして、バイオリンの弓を、机に強く擦り付け、不快な音をならす。そして「女性キャストは、夜のオーディションをされているんですよね？」とプロデューサーを脅しにかかるのであった。
その結果、拓人はオーディションに合格。2人が笑顔で喜び合うと拓人は「吉川さん、笑うところ初めて見ました。ずっと厳しい顔していたから、俺、期待はずれだったんだろうなって」と一言。これには恵子、食い入るように拓人を見つめたのであった。
そして、恵子は自宅で再び「春が来た」を歌い、拓人の衣装と社交ダンスを踊っているかのようなそぶり。「ばーぶちゃん」と意味深に呟くのであった。
この行動に視聴者からは「ずっと怖い…」「松下由樹さんの怪演、やばすぎ！」「怖くて見れないけど、先が気になる！」「イメージ変わった！」といった声が寄せられた。
◆文＝於ありさ