HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。
暮らしの中に溢れるさまざまな情報や、 ウソか?ホントか?わからない知識を、その道の専門家が解説!「暮らしの神話~ウソ?ホント?~」 。
春は特に要注意だというのが、肩や腰の痛み。
予防や対処法、あなたの知識間違っていませんか?
解説してくれるのは、人体の仕組みを知り尽くす 北海道文教大学 當瀨規嗣教授です。
季節の変わり目は寒暖差によって“ぎっくり腰”になりやすい ウソ?ホント?
「季節の変わり目は寒暖差によって“ぎっくり腰”になりやすい」この神話、ウソ?それともホント?
10代:「ホント。寒暖差があると風邪になりやすいとかもあるから、ぎっくり腰にもなりやすいのかな」
60代:「ウソ。持ち上げたりとかそういうにときになりやすいのではないかな。そういう友達もいたので。寒暖差でというのはあまり聞いたことがない」
ズバリ!答えは…ホント
當瀨先生:「これはホントだと思います」
當瀨先生:「特に寒いっていう方ですけど、寒いと血流の流れが体全体に悪くなり、筋肉が固くなる体全体の動きが悪くなる。変な方向に体を動かした時にぎっくり腰になりやすい」
ぎっくり腰の早期回復には「安静」が最も効果的 ウソ?ホント?
「ぎっくり腰の早期回復には“安静”が最も効果的」この神話、ウソ?それともホント?
10代:「ホント。動かしたりしたら骨とか筋肉とかももっとずれちゃったりして。悪化すると思った」
10代:「ウソ。足とか捻挫したときに安静というよりもちょっとずつ動かして治していくみたいなのがあるので、ちょっとでもリハビリみたいな感じで動くことがいいんじゃないかな」
専門家の答えは…ウソ
當瀨先生:「ウソということになると思います。ぎっくり腰になっている部分は、当然痛いワケですし、損傷を受けているのでそこは安静すべきところです。だけど、そのぎっくり腰の痛みが抜けていくまでの間、ずっと体を動かさないでいると筋肉などが固まってしまって衰えたりする可能性があるので、痛みの部分じゃないところは、あえて全く動かさないっていうふうにしないで普段通りに体を動かせるように工夫した方がいい」
ぎっくり腰になった直後はもちろん痛みが強いので、安静第一!
當瀬先生によると腰にクッションなどを入れ、腰を少し反らせた状態で、座ると楽になるそう。
痛みが落ち着いたら、座りながら家事をするなど動かせるところから動かすのが、再発を防ぎ早期回復にもつながります。
ハイヒールは腰痛の原因になる ウソ?ホント?
出会いの季節。入学式などもあり、この時期履く機会が増えるのが、ハイヒール。
「ハイヒールは腰痛の原因になる」この神話、ウソ?それともホント?
街頭インタビュー①:「ホント。姿勢がどうしても腰に負荷がかかる。だから良くないと思う」
街頭インタビュー②:「ホント。反り腰みたいな感じになっちゃって、腰痛になるのかなと思います」
答えは…ホント
當瀨先生:「これはやっぱりホント。ハイヒールは履くと姿勢が崩れてしまうので」
當瀨先生:「人にもよるんですけど、腰が前にかがむような形になる人と、お尻が落ちた形になる人が多い。それで歩いていることになる。これらの姿勢は、腰回りの筋肉などに疲労が溜まってくる。疲労が溜まった状態で何かの拍子でちょっと強く動かすと、ぎっくり腰になるのでちょっと気をつけないといけない」
ハイヒールは、かかとが上がった状態になっているので、体のバランスを保つために、姿勢が崩れてしまうそう。
可能な限り、ヒールのない靴やヒールが太めの靴を履くようにするのがポイント!
しかしどうしても、日常的にハイヒールを履かなければならないという人は…?
當瀨先生:「ハイヒールを履き終わったら腰を伸ばして。緊張をゆるめるようなイメージ。無理してやるとぎっくり腰になるので、あくまで体操としてゆっくりってことですけど」
花粉症の人は肩こりになりやすい ウソ?ホント?
「花粉症の人は肩こりになりやすい」この神話、ウソ?それともホント?
街頭インタビュー③:「ホント。花粉症って鼻水とか出るじゃないですか。この体勢で鼻かみすぎて肩こるんじゃないかな」
街頭インタビュー④:「ウソ。直接花粉症が肩こりにつながっているのが想像しにくい。」
答えは…ホント
當瀨先生:「これはホントだと思いますね。鼻水出るとか、鼻をすするとか鼻をかむとかって言うことになりますけども、そういったようなこと自体が首回りの筋肉を使う行為なので、首回りにすごく筋肉の負担をかける」
當瀨先生:「肩と首の筋肉はつながっているので、肩こりが進むことになる」
くしゃみや咳も体に非常に負担がかかるので、花粉の時期、首や肩の筋肉の緊張状態が続かないよう、日常的に肩を回すなどして動かすことが大切です!
肩を回すなどの肩こり解消ストレッチは …A.座った状態で行うのが効果的 B.寝た状態で行うのが効果的
「肩を回すなどの肩こり解消ストレッチは…」A.座った状態で行うのが効果的 B.寝た状態で行うのが効果的
専門家・當瀬先生の答えは…Bの寝た状態
當瀨先生:「座ったままだと肩には常に腕の重さがかかっていることになる。ですが、寝た状態だと全部力を預けられるので、より筋肉の緊張が和らいだ状態をつくることができストレッチも効果的に行える」
少しでも肩を動かすというのが大事になるということで、寝る前にでもやってみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2025年4月1日)の情報に基づきます。