2023年に世界売上本数が3億本を突破したビデオゲームを映画化した『マインクラフト/ザ・ムービー』(4月25日公開)。このたび、豪華キャストが見どころを語る本作の特別映像が解禁となった。
【写真を見る】メインキャストたちが『マインクラフト/ザ・ムービー』の魅力を語る特別映像が到着
2009年に誕生し、2011年に正式発売されて以来、瞬く間に世界を席巻した「マインクラフト」(通称マイクラ)。ワールドと呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲームだ。非リア充な4人、ギャレット、ナタリー&ヘンリー姉弟、ドーンは、謎のキューブの力ですべてが四角形でできた異世界に転送されてしまう。そこはイメージしたものをなんでも創りだせる不思議な世界だった。先住転送民のスティーブが現れて色々教えてくれるなか、四角いモンスターたちが次々と迫り来る…。
4月3日から世界75以上の国と地域、40,500スクリーンで公開され、4月6日までで全米興行収入1億5700万ドル(約230億円)、全世界興行収入は3億0100万ドルを記録(約442億円)。全米初登場No.1、2025年最大のオープニング成績となり、圧倒的No.1のメガヒットスタートを切った(※Box Office mojo調べ ※1ドル147円換算 4月7日現在)。3億0100万ドルのオープニング興収は、2025年最大のオープニング興収となり、全米では、同じゲーム原作の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)の公開初週3日間の1億4636万ドルを超える記録となる。映画の世界観に没入できるラージフォーマットも好評で、全米の劇場にはファミリー層を中心に大勢の観客が押し寄せた。映画批評を集積、集計するサイト「Rotten Tomatoes」では観客スコア87%フレッシュの高スコア(4月7日時点)となり、特にキッズやティーンから圧倒的支持を獲得している。メインキャストの一人であるジャック・ブラックは、ロンドンプレミア登壇時に「世界はいま“映画マイクラ”を必要としている」と語り、「この世の中は暴力と争い、憎しみに溢れている。この映画は愛と創造力があり、友情をもってより良い世界を創る物語だ。それがこの映画の好きなところだよ」と、映画の魅力を熱弁した。
いよいよ25日(金)からの日本公開を前に、メインキャストたちが本作の魅力を熱くコメントする特別映像が到着。“マイクラワールド”への先住転送民で、ぼっちサバイバーのスティーブを演じるブラックは、「『マインクラフト/ザ・ムービー』は創造性の賜物だ。こんな映画初めてだよ、とてもユニークだ」と自信を込めて一言で表現。同様に「この世界では創造力が物を言う」と語るのは、“マイクラワールド”に転送されてしまった、80年代にゲームチャンピオンとして名を馳せたギャレットを演じるジェイソン・モモア。その直後に、ギャレットが“マイクラワールド”で武器を創りだそうとして、バケツがヌンチャクのように連結した“バケチャク”なる珍妙な一品を生みだしてしまう本編シーンが登場。思わぬ形でモモアの発言に信憑性が帯びる映像となっている。
また、ヘンリー(セバスチャン・ハンセン)のしっかり者の姉ナタリー役を演じるエマ・マイヤーズは、「派手なシーンも多いから、映画館で楽しんでほしい」とコメント。空飛ぶアイテム「エリトラ」を使って猛スピードで滑空したり、大量の敵モブ・クリーパーのなかを抜けトロッコで大爆走したり、四角いニワトリに乗った四角い子どもゾンビに襲われたりと、アクションも盛りだくさん。ナタリーとその弟ヘンリーを見守る移動動物園長のドーンを演じるダニエル・ブルックスは、本作に対し「キャストは全力で挑んだ」と、自身をはじめとする共演者たちの振り切った演技に言及。ブルックスの言う通り、四角い敵を前に絶叫し逃げ惑うモモア、ハイテンションで歌いまくるブラック、冷静なツッコミが笑いを誘うマイヤーズ、どこまでもパワフルに立ち回るブルックスなど、“マインクラフト”の世界観に相応しい多彩な魅力全開のキャスト陣の熱演が映しだされている。
映像の最後にブラックは、“マイクラワールド”を救うために立ち上がる仲間たちの活躍を挙げながら、「世界を救えるか?ネタバレになるから言えないね」と茶目っけたっぷりにコメント。大冒険にはどのような結末が待ち受けているのだろうか?誰も見たことがない、未曽有のマイクラ世界転送体験を楽しみに待ちたい。
文/鈴木レイヤ