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アナ・デ・アルマス、「ジェームズ・ボンドもジョン・ウィックもそのままに」

  • 2025.4.7
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)
NO TIME TO DIE - Ana de Armas, 2021. 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)

アナ・デ・アルマスは、『007』シリーズのジェームズ・ボンドのような既存のキャラクターの設定を変えるのではなく、女性を主人公にした作品をもっと作るべきだと語る。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)で新米エージェントのパロマ役を演じた彼女は、今夏に『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ映画『バレリーナ:The World of John Wick』の公開を控える。

ラスベガスのAREA15にオープンした没入型アトラクション施設「John Wick Experience」のイベントで、こう明かした。「パロマを主人公にした映画をもっと作るのはどうでしょう?ジェームズはジェームズのまま、ジョン・ウィックはジョン・ウィックのままにしておきましょう。我々は我々のやるべきことをしたらいいんです。女性を戦わせたら、彼女たちの能力に驚きますよ」

先日、ヘレン・ミレンは、『007』シリーズで描かれる女性像を「根深い性差別から生まれたものだ」と批判。「ジェームズ・ボンド作品そのものが好みじゃない。ボンド映画で描かれる女性像が好きになれません」と語り、5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが同調するなど話題となった。だが、アナ演じるパロマは、コミカルでありながら銃撃戦や格闘戦でも活躍し、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドのピンチを救うなど、ボンドウーマンの伝統を打ち破ったと評価された。

NO TIME TO DIE - Daniel Craig, Ana de Armas, 2021.

イギリスを代表するスパイ映画として長く人々に愛されてきた『007』シリーズは、これまでもボンド役をどういったバックグラウンドを持つ俳優が演じるべきか議論がなされてきたが、今年2月にAmazonMGMスタジオがクリエイティブ権を獲得したことを受け、今後の方向性に注目が集まっている。アナは今後、『007』シリーズに『バレリーナ:The World of John Wick』のような新たな物語が生まれる可能性があるとみているようだ。「(権利を手放した)バーバラ・ブロッコリとロバート・ウィルソンは、ジェームズ・ボンドにとって最善の決断をしたと確信しています。なんでも起こりえるし、どんな方向へも行けるのです」

Text: Tae Terai

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