ファッションライターの筆者が、春になったらまず新調したくなるのが「シューズ」です。ユニクロ シーの2025年春夏コレクションで見つけた、今年らしさたっぷり&歩きやすさも抜群の「いちおしトレンドシューズ」をご紹介します。
丸みのあるボリュームシルエット&厚底が今っぽい!
英国デザイナー、クレア・ワイト・ケラーによるユニクロ シーの2025年春夏コレクションで、一番気になったのがこちらの「クロスストラップサンダル」(税込3990円)です。
ユニクロの展示会でも、アイテムを問わず幅広いコーディネートの足もとに使われていました。それこそワンピースからデニムまで、どれも似合っていて印象に残りました。ぽってりと丸みのある形もかわいくて、ぜひはいてみたいと思った一足です。
カラバリは全部で3色。ベージュ、オリーブもありましたが、春夏は白やカラーアイテムを着る機会が多いため、引き締め役になってくれそうなブラックにしました。
ふっくら肉厚感が足にやさしそう!
クロスベルトの部分はふっくらと丸みがあり、指で押すと沈み込んで見えるほど肉厚なつくりになっています。
足の甲が当たるクロスベルトの裏側は、表側とは別の素材が使用されており、サラサラとした肌触りで快適なのも優秀なポイント。
全体的にフェイクレザー素材が使われているため、「汗をかく時期になったら、べたべたと張りついたり、蒸れてしまうかも」と気になっていたのですが、これなら安心してはけそうです。
ソールの厚さを計測! 気になる「歩きやすさ」は?
ソールは3センチほどの厚みがあり、自然な脚長効果も期待できるところが◎。
ソールが厚いので重量がありそうに見えましたが、実際に手に持ってみると「軽い!」と驚いたほど。歩きやすさを考えると、軽量感はうれしいポイント。
ボリュームがあるサンダルなので見た目的にも少し大きめだったり、クロスベルトの部分もふかふかで少しゆとりがあるため、歩いているときに前に足が滑り出てしまわないか、少々気になっていました。
実際にはいてみると、足指の付け根に当たる部分が写真のように少しだけ「ぽこっ」と立体的になっていました。これがストッパーの役割をしてくれて、フィット感があって歩きやすかったです。
足もとに今年らしいボリュームをプラスしてくれる!
写真ではウエストが少し絞られたシャツ&ワイドデニムのコーデに合わせています。クロスベルトの部分にも高さと丸みがあり、ソールも分厚いため、着用時にボリュームが出るのが今年らしいポイントです。
ただし、トップス&ボトムスともにオーバーシルエット過ぎる着こなしだと、全身が大きく見えてしまうため、バランスを取るのが難しいかもしれません。
デニムやパンツと合わせて見下ろすと、写真のような見え方になります。裾が少したるんでもOKです。
また、サテンスカートなど、フェミニンなアイテムとも好相性です 。スポーティーなデザインのサンダルとテイストがミックスされた着こなしに仕上がります。ワンピースなどと合わせてもいいですね。
見た目はボリュームがありますが実際にはくと軽く、包み込んでくれるようなフィット感で楽ちんなのも魅力だと思います。気になっていた人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
文:横瀬 真知子(レディースファッションガイド)