主人公のハルさんは、夫のマサキさんと双子の娘・ノノとネネとともに義実家で暮らしています。しかしその家には、毎日夫の幼馴染・ヨリコさんが出入りしているのです。ヨリコさんは、成人しても実家の子ども部屋で過ごす「子ども部屋おばさん」。ハルさんは、自由気ままなヨリコさんや義母に気を遣いながら生活しています。そんな中、マサキさんの浮気が発覚。しかも相手は、親友でママ友のリンちゃんでした。そしてヨリコさんは「マサキさん一家を壊すため」という目的で、不倫の手助けをしていたのです。なぜそんなことをしていたのか……。それは、ヨリコさんの父・トウゴさんに恋心を抱く義母が、ヨリコさんの母親を精神的に追い詰めて死に追いやったから。関係者を集めてパーティーを開催したヨリコさんは、義母の問題行動やマサキさんの不倫を追及していきます。
ハルさんからパーティーについて聞いたヨリコさんの彼氏・ナオトさんは、話し合いの場に駆けつけました。そして、ヨリコさんの母親から託されていた手紙を見せることで、復讐に囚われていたヨリコさんを救い出したのです。
しかし、ハルさんは2人のやり取りを「茶番劇」と一蹴。その理由は、ハルさんがマサキさんのSNSで見つけたという動画に隠されていて……。
誰も信じられない…新たな裏切りが発覚!?
動画に残っていたのは、ナオトさんの裏の顔。ヨリコさんを大事にしているように見せかけ、実は浮気を繰り返していたようです。
ナオトさんの本性を知ったヨリコさんは激怒。穏やかな空気から一転、修羅場と化した2人のやり取りを見てハルさんは達成感を覚えるのでした。
2人が争うように仕向けたハルさんの行動から、ヨリコさんへの恨みの深さがうかがえますね。夫の不倫を手助けしていたヨリコさんのことを、ハルさんが許せないのはわかるのですが……。
憎しみからは何も生まれません。ハルさんが彼らとの関係を断つことで冷静さを取り戻し、子どもたちと前向きに歩んでいくことを願うばかりです。
著者:マンガ家・イラストレーター キナコモチかあさん
ベビーカレンダー編集部