【写真】作間龍斗の後を歩く山下美月にも観客から大歓声!ファンサービスもバッチリの入場シーン
作間龍斗(ACEes)と山下美月が、4月6日に都内で開催された映画「山田くんとLv999の恋をする」公開御礼舞台あいさつに登場。メガホンを取った安川有果監督と共に、実写版ならではの見どころや、公開後の今だから言える撮影エピソードなどを語った。
人気漫画を作間と山下のW主演で実写化
同作はマンガアプリ「GANMA!」で連載中のましろ氏による同名恋愛漫画が原作。シリーズ累計600万部を突破し、2023年にはアニメ化もされており、作間と山下のW主演による実写映画が3月28日に公開された。
彼氏に振られたばかりの大学生・茜(山下)がオンラインゲームで出会ったのは、超塩対応の高校生プロゲーマー・山田(作間)。しかし、無愛想で冷たい人間だと思っていた山田は、実は“最強ギャップ男子”だった。いつもは超塩対応なのに、ふとしたときに垣間見える山田の無自覚な優しさに茜は少しずつ引かれていく。だが、相手は恋愛に興味ゼロなのに“とにかくモテまくる”難攻不落の強敵。第一印象“最悪”から始まった、山田と茜の恋が描かれるラブコメディーだ。
もともと原作ファンの作間は、実写版ならではの魅力を聞かれると「声優さんが参加されているところとか、(劇中に)ゲーム画面があるからこそ、かなったことで。アニメも好きなので、内山(昂輝)さんの声とかアフレコのときにいいスピーカーで聞かせていただいて、本当に溶けるかと思いましたね」と笑顔で答え、「そういう体験が同時にできる映画ってなかなかないなと思うので、うれしい気持ちになりました」と、アニメ版の山田役・内山昂輝が劇中のゲーム「Forest Of Saver」のギルドキャラクターの声を担当しているというコラボなど、メディアミックスによる相乗効果に感激したことを伝えた。
一方、山下は「私はやっぱり(鈴木)もぐらさんですかね。結構味濃いめの鴨田さん(役)じゃないですか。もちろん原作の鴨田さんもすごく大好きなんですけど、もぐらさんの鴨田さんもすごく好きで、ずっと面白いけど、かといって恋愛の部分の軸に邪魔してこないというか(笑)。それがすてきで、もぐらさんをついつい毎回注目して見ちゃいます」と、ギルドのサブマスターでいちご農家を営む鴨田たけぞうを演じる空気階段・鈴木もぐらを絶賛した。
作間「すごく作品を作ってるなという感覚になりましたね」
さらに、公開から1週間が過ぎたということで、今だからこそ言える撮影秘話を語る場面も。作間は「『バレたか』のシーンは一番(多く)撮りました」と、茜のある問いに山田が答える原作でも人気の名シーンを挙げ、「全体の撮影が終了した後に監督が『やっぱりもう1回撮っていいですか?』って言ってくださって、実際そのカットが使われていて。すごく作品を作ってるなという感覚になりましたね」と述懐。
続けて「『バレたか』でニヤッとしたんですけど、あれはほぼ作間なんですよね。『作間くんの感じで1回やってみて』って言われたので、じゃあもういってやるか!と思って作間のニヤケでいったんですけど、それがいい感じにハマったんです。監督の言葉がなかったらあれはなかったんだなと考えると、本当に巡り合わせだなと思いますね」と振り返った。
それを受け、安川監督は「1回OK出したんですけど、皆さんに謝りまくって『もう1回だけお願いできないですか?』と言ったら、あのすてきな『バレたか』が出てきたので、本当にありがとうございました」と、原作ファンからも人気の大切なシーンだからこそギリギリまで粘り、作間の演技もあって最高のシーンが生み出せたことに感謝していた。
映画「山田くんとLv999の恋をする」は全国の劇場で公開中。
◆取材・文・撮影=森井夏月(STABLENT)