ふと鏡に映った自分の姿に愕然とすることはありませんか? 首を前に傾けてスマホを見るクセ『スマホ首』を続けていると、気づかないうちに猫背になっていることも。肩凝りや頭痛がひどくなる前に、生活習慣の改善とストレッチで姿勢を変えていきましょう!
教えてくれたのは▷整形外科医 竹谷内康修先生
竹谷内医院院長。整形外科医とカイロプラクターの資格を持ち、首・肩の痛み、腰痛などに手技治療を取り入れている。著書に『頸椎症の名医が教える竹谷内式 首トレ』(徳間書店)ほか。
『スマホ首』チェックテストでNGに当てはまった人は首トレを毎日行なって!
首の筋力が弱いと首が前に出やすくなります。寝ながら首の前側の深層筋を鍛えて、頭が体の真上にくるようにリセット!
【首トレ】チンタック
1.あおむけになってリラックス
あおむけになり、腕や肩の力を抜いてリラックス。体が沈まないようにするため、やわらかい布団の上ではなく、ラグや畳の上で行なうのがおすすめ。
2.あごを引いて頭を持ち上げる
首の前側に力を入れ、あごを鎖骨に近づけるようにできるだけ引いて、頭をほんの少し(1cmでもOK)持ち上げる。20秒キープしたら頭を下ろす。3回行なう。
20秒キープ×3
【OK】あごを鎖骨に近づける
頭を持ち上げるのが目的ではありません。あごを鎖骨に近づけるように首の前側に力を入れると、自然に頭が持ち上がるのが正解。
【NG】あごが上がる
頭が床から離れたときにあごが上がってしまうと、首の前側に力が入りません。頭を上げることより、あごを引くことを意識して。
* * *
頭を少し上げただけなのに、首で自分の頭の重みを実感します。20秒ならなんとか続けられそうです。毎日続けることで、首に筋肉をつけて頭の位置をリセットしたいです。
撮影/布川航太 ヘア&メイク/斉藤節子 モデル/猪瀬百合 イラスト/フクイサチヨ 編集協力/山本美和
文=徳永陽子