Text by 井上大輔(編集部)
かつて乾貴士や武藤嘉紀がプレーしたスペインのエイバル。
現在は2部リーグを戦っているが、5日のオビエド戦で驚きのゴールを決まった。
1点を追う後半アディショナルタイム、GKホンミがチームを救う起死回生の同点ゴールを叩き込んだのだ。
ゴールを背にした状態で低い弾道のフリーキックにバックヘッドで合わせるとボールはネットに吸い込まれた。
現地も「非常に難易度の高いシュート」と仰天するほどの一撃!エイバルは24歳守護神の劇的弾で1-1の引き分けに持ち込んだ。
ヒーローになったホンミは「このような状況はめったに経験できない。とても特別なこと。忘れられない日だよ」と喜んでいた。
『Relevo』によれば、幼少期の彼はストライカーとしてプレーしており、その後、コーチからの推薦もあり、好きではなかったGKに転向したとか。
身長183cmとGKとしては小柄だが、「最近は背の高いGKが求められているが、その影響は全くない。背の低くても他の部分ではより有利だし、それに何事も努力が必要。イケル・カシージャスとビクトル・バルデスが最高だったが、彼らはそれほど背が高くはなかった」とも話していたそう。
カシージャスはレアル・マドリー、バルデスはバルセロナで活躍したスペイン人守護神で、ともに185cm、183cmとそれほど大柄ではなかった。