卓球の「WTTチャンピオンズ仁川」は6日、女子シングルスの準決勝が行われる。世界ランキング5位の張本美和(木下グループ)は同4位の陳幸同(中国)と対戦する。
■陳幸同は伊藤美誠に逆転勝ち
第4シードとして挑んだ張本美は直近の「WTTスターコンテンダーチェンナイ」で優勝した勢いそのままに今大会も安定した戦いを見せて、1回戦の黃怡樺(台湾)、2回戦のブリット・エールラント(オランダ)に3-0でそれぞれストレート勝利。
さらに、準々決勝では同7位で今季飛躍を遂げている蒯曼(中国)にも圧巻の4-0でオールストレート勝ちを継続。WTT公式サイトも「ミワ・ハリモトが第5シードのクアイマン相手にまたもや目を見張る勝利を収め、快進撃を続けた」と称えている。
日本勢では男女通じて唯一の4強入りとなった張本美が決勝進出をかけて戦うのが陳幸同で今大会は第2シード。準々決勝では日本の伊藤美誠(スターツ)を逆転で下して勝ち上がってきた。
張本美は昨年9月の「WTTチャンピオンズマカオ」、10月の「ITTFアジア卓球選手権」の女子シングルス準々決勝でそれぞれ勝利を飾っている。的確なラリーに定評のある相手だが、ここ数年中国勢との対戦を繰り返してきた、張本美も対抗できる力を備えており、2戦連続の中国勢撃破も期待できる。
今大会1ゲームも落とさない圧巻の勝ち上がりでベスト4まで勝ち進んだ張本美。16歳が27歳の実力者とのマッチアップを制して、優勝に王手をかけることができるのか。