ドジャースの佐々木朗希投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたフィリーズ戦に今季3度目の先発登板。4回0/3を投げて、3安打4奪三振1失点の投球を見せた。
不安定な投球も顔を覗かせていたなかで、今季3度目の登板にして安定した投球を見せた佐々木に対して識者が称賛の声を寄せている。
■初回に1失点も崩れずに4回投げ切る
佐々木は日本での開幕シリーズを含む2試合で計9四球を与えるなど制球面で苦しんでいた。そんななか、3戦目での先発登板で復調した姿を見せた。
初回こそカイル・シュワーバー外野手、トレイ・ターナー内野手に安打を許し、内野ゴロで1失点を喫したものの、2回以降は安定した投球を見せた。4回0/3、68球を投げ被安打3、4奪三振を記録し、課題の制球面でも2四球と改善の兆しを見せて5回途中でマウンドを降りた。
現地メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は自身のXで「ロウキ・ササキはMLBのキャリアで初めて4イニングを投げ切った」と切り出すと、「彼は三振を4回、空振りを8回とストライクゾーンを攻め切った」とこれまでの2度の登板でボール先行の投球も目立ったなか、修正点に注目した。
また、米スポーツ局『ESPN』の番組にも出演するブレイク・ハリス氏も「ロウキ・ササキはストライクゾーンでカウントを整え始めると無敵に見せたと評価を与え、『ドジャース・ネーション』のダグ・マッケイン記者も「ロウキ・ササキにとって今日はいい方向へ向かう一歩だった」と記すと、「彼がこれからもっと良くなることを願うばかり。偉大な投手になりたいと思っており、最終的にはそうなるでしょう」と今後に向けて期待を寄せた。
試合はドジャースが3-1で勝利し、今季開幕10戦を終えて9勝1敗とした。そんななか、日本から海を渡った佐々木が3試合目の登板にして手ごたえを感じさせる投球を見せた。
Best inning of Roki Sasaki's young career so far10 pitches3 outs2 strikeouts
— Blake Harris (@BlakeHHarris)