Text by 井上大輔(編集部)
5日に行われたプレミアリーグ第31節クリスタル・パレス対ブライトン戦に鎌田大地と三笘薫が揃って先発出場した。
三笘は後半18分で交代になると、その後、両チーム合わせて3人の退場者を出す荒れた展開に…。
鎌田は終了間際にブライトンDFヤン・ポール・ファンヘッケを退場に追い込んでいる。フル出場した鎌田は2-1の勝利に貢献しており、オリヴァー・グラスナー監督は試合後にこう語っていた。
「我々はプレーすべきシステムを示しただけだ。そして彼らは何をすべきかわかっていた。1度か2度ほど状況が変わり、大地は左ウイングバックのようになった。
それほど難しくはなかった。9人対10人、8人対10人(の数的不利)で練習することも多いからね。ただ、それほど多くあることではない!
とはいえ、選手たちは自分たちのすべきことを分かっている。今日最高だったのは、彼らが単に守って、審判が試合を終わらせるのを待っていただけではなかったことだ。
前に出る適切なタイミングを待ち、大地が相手にレッドカードを強いた。あれがなければ、彼はGKとの1vs1になっていただろう。今日はその考え方(守るだけでなくチャンスも狙っていた)が最高だった」
この日の鎌田は3-4-3システムのボランチとしてスタートしたが、チーム状況によって左WBのような役割もこなしてみせた。
『Football Insider』も「誰よりも多くのタックルを決め、巧みなパスも披露。終盤に相手を退場に追い込む機敏さも見せつけた」として、鎌田に7点の評価を与えていた。
パレスは現在11位ながら、公式戦8試合で7勝1分と好調を続けている。