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なぜチーズのカビは食べても平気なの?上手な保存方法も

  • 2025.4.6
チーズのカビはどうして食べられる?上手な保存方法も

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

ご近所さんたちとワインパーティーをしたときのこと。大理石に似た模様の入った青っぽい塊が置いてあったので「それは何? 」と聞くと「これはゴルゴンゾーラチーズよ! 青カビが入っているのよ」ですって!

そういえば、カマンベールチーズの周りもカビで覆われているわよね。でも、チーズのカビはなぜ食べても平気なのかしら? 気になるので調べてみることにします!

チーズのカビはどうして食べられるの?

チーズの中には、以下のように意図的にカビを生やすことで独特のおいしさを引き出しているものがあります。使用するカビは「ペニシリウム」という種類を純粋培養したものなので、食べても安心です。

【白カビタイプ】

カマンベールやブリー、バラカなどに代表される白カビタイプは、チーズの表面にたんぱく質を分解する強い力をもつ白カビを植え付けて熟成させて作ります。

表面から中心へと熟成が進むと、表面は白いカビで覆われますが、内部はたんぱく質が分解されてクリーミーな食感になるのが特徴です。

【青カビタイプ】

内部に作られた青緑色の大理石状の縞模様と、ピリッとした刺激的な風味が特徴の青カビタイプ。世界三大チーズとして知られるフランスのロックフォールやイタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトンが有名です。

これらのチーズは、カビを利用する他のチーズとは異なり、中心から外側へ向かって熟成が進んでいきます。

家庭で生えたチーズのカビは食べられない!

カビを利用したチーズがある一方、家庭の冷蔵庫で保管していて表面に生えたカビは、食べると食中毒やアレルギー反応が出ることもあるので食べてはいけません。

家庭でもよく使用されるシュレッドチーズやスライスチーズなどの柔らかいチーズは、カビを取っても目に見えない胞子が中まで入り込んでいる可能性もあるため、迷ったら捨てるのがベストです。

特に、体に悪影響が及ぶリスクが高いとされる免疫不全疾患のある人や小さな子どもがいる場合は、安全のためにも食べずに捨てましょう。

チーズの上手な保存方法

チーズを保存するときは、カビが発生しないようラップや密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。カビが生えやすいピザ用チーズなどは、冷凍庫での保存も可能です。

また、2〜3ヶ月に1回は冷蔵庫の中を重曹水や漂白剤で掃除して、カビの胞子を取り除くのもおすすめです。

チーズを冷蔵庫から取り出すときは、1回に2時間以上出したままにしないよう注意しましょう。

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