Text by 井上大輔(編集部)
ドイツ1部のシュトゥットガルトに所属する21歳のチェイス・アンリ。
日本人の母とアメリカ人の父を持つ大型ディフェンダーは、今季ブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグにデビューすると、一躍注目選手になった。
ただ、年明け以降はトップチームでの出場が激減。CLで19分間起用されただけでブンデスリーガでは1試合もベンチ入りしない。主にリザーブチームでプレーしており、さらに怪我にも見舞われた。
それでも、『CIES』によれば、チェイス・アンリは、欧州トップ8リーグでプレーする23歳以下のセンターバックのなかでパス成功率が第3位(94.7%)だそう。
1位はスポルティングCPの21歳ウスマヌ・ディオマンデで96%、2位はPSGの21歳ルーカス・ベラウドで94.9%。
単なる成功率であり、リーグも違うので単純比較はできないが、チェイス・アンリはバルセロナのスペイン代表DFパウ・クバルシ(94.4%)よりも高い数値を誇っているという。
チェイス・アンリは中学からサッカーを始めた遅咲きだけにポテンシャルは圧倒的。ここからの復調に期待したい。