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【お家ミュージアム in ロンドン】17世紀から現代まで…イーストロンドンの“市井の人々の日常”を再現した博物館

  • 2025.4.5

大英博物館をはじめとした有名ミュージアムもいいけれど、この街ではやはり“お家”を訪ねたい。


イーストに暮らす多様な人々の暮らしを再現

◆Museum of the Home(ミュージアム・オブ・ザ・ホーム)

芝生の中庭を囲むように立つミュージアム。館内には、カフェやショップなども。

出自の異なる様々な人々が暮らすロンドン。ミュージアム・オブ・ザ・ホームは、その多様性にフォーカスした“お家博物館”だ。

1910年代ユダヤ人のデリンスキー一家の金曜日など、詳細な住人の物語が設定されている。

1714年に救貧院として建てられた建築を受け継いだ空間には、17世紀から現代にいたるまでイーストロンドンに暮らした市井の人々の日常を再現。

1970年代アフリカ系カリブ人一家のテラスハウスをテーマにしたコーナー。

1910年代ユダヤ人家族が暮らす長屋、1950年代アイルランド人カップルの部屋、2000年代LGBTQI+の3人がルームシェアする共同住宅など、それぞれの時代の空気も表現しているのがこのミュージアムならでは。

最も古い展示は1630年代。父親が子供に聖書を読み終え、家族は夕食の準備をする様子を表現。

タイムマシーンに乗った気分で細部までこだわってキュレーションされた展示を鑑賞できる。

Museum of the Home(ミュージアム・オブ・ザ・ホーム)

所在地 136 Kingsland Road, London E2 8EA
電話番号 020 7739 9893
開館時間 10:00~17:00
休館日 月曜
入館料 無料
https://www.museumofthehome.org.uk/

文=矢野詔次郎
写真=橋本 篤
コーディネート=長南ミサ

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