ダイエットを頑張りすぎて挫折したという経験はありませんか?実は“ダイエットをやりすぎないこと”こそ理想のカラダを手に入れる秘訣の1つ。そこで今回は、なぜ極端なダイエットよりも「ほどほどのダイエット」が効果的なのか、その理由を紹介します。
無理な食事制限が逆効果になる理由
極端な食事制限やカロリーカットはなぜダメなのでしょうか?それは、一時的に体重が減っても、体が「飢餓モード」に入って代謝が落ち、結果的に停滞やリバウンドの原因になるから。また、必要な栄養素が不足すると、肌荒れやホルモンバランスの乱れも招きます。
ダイエットに取り組む際に大切なのは「食べない」ことではなく「何を食べるか」ということ。タンパク質と野菜を意識しつつ、炭水化物や脂質も適度に摂取することで、満足感を得ながら健康的に痩せられます。また、完全に我慢するのではなく、週に1回は好きなものを楽しむ「ゆるやかな食事管理」で心の満足感を得るようにしましょう。
適度な運動が効果的な理由
「毎日2時間の激しい運動」といった無理な目標を設定すると、なぜ失敗しやすいのでしょうか?それは身体的な疲労だけでなく、精神的なプレッシャーから続かなくなるから。また、過度な運動は怪我のリスクや免疫機能の低下を招くこともあります。
実はダイエットにおいて効果的なのは、日常に自然と溶け込む程度の「ほどほど」の運動習慣。起床後に5分間だけストレッチを行う、通勤時に1駅分だけ歩く、エレベーターの代わりに階段を使うようにするなど、小さな積み重ねが代謝を上げ、持続的な脂肪燃焼につながります。それに適度な運動は疲労感が少なく、心地よい達成感が得られるため、自然と習慣になっていくのです。
心の余裕がダイエット成功に導く
ダイエットで最も重要なのは実は「心のあり方」。なぜ「ほどほど」の心構えが大切なのでしょうか?それは極端なアプローチをすると心理的なストレスを高め、ホルモンバランスを乱して体重増加を引き起こすことさえあるから。体重が思うように減らない時期があっても、それは自然なプロセスの一部なのです。
なので、毎日の体重変化に一喜一憂せず、月単位での変化を見守る余裕を持つようにしましょう。そうすれば、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑えることができます。また、ダイエットのリバウンドにつながる「全か無か思考」からも脱却できるでしょう。
健康的なダイエットが「ほどほど」であるべき最大の理由は、それが唯一「続けられる」方法だから。「短期間で劇的に変わる」ことより「少しずつ確実に変わっていく」ことをテーマにして、リバウンドのない本当の意味でのダイエット成功につなげていきましょうね。<text:beauty news tokyo編集部>