2歳の娘の肌はもともと弱めで、保湿を怠るとすぐに荒れてしまうことがありました。ある日、娘の目の下にくまのような発疹が現れ、私は皮膚科に連れて行きました。もらった薬を使ってみるものの、あまり良くならず。結局原因は、予想外なものでした。
なかなか良くならない娘の発疹
皮膚科では、「乾燥によるものかな。薬を使ってみて、良くならなかったらまた来てね」と言われました。処方された薬は、保湿剤と炎症を抑える薬を混ぜたもの。今までも何回も使ったことのある薬でした。
いつもはこの薬を使えば、1〜2日で改善していることがほとんどだったので、今回もすぐ治ると私は思っていましたが、5日経っても良くなりませんでした。しかも、足にも発疹が出てきてしまいました。
原因はまさかの...
娘の発疹から5日経ったとき、4歳の息子が発熱しました。まだ皮膚科で処方してもらった薬が残っていましたが、娘の発疹があまり良くならないことに加え、息子の発熱があったため、このときは2人を小児科に連れて行きました。
息子の診断結果は溶連菌感染。息子の結果を見た先生は、「もしかして、娘ちゃんの発疹は溶連菌が原因かもしれないね」と言うのです。
たしかに、肌荒れが起こる前から娘は鼻水が出ていました。しかし、発熱はなく、鼻水はよくあることだったので、私はまさか溶連菌に感染していたとは思いませんでした。
肌荒れの原因は乾燥か、もしかしたらアレルギーかもしれないな、と思っていた私は予想外の診断に驚きました。しかし、治らなかった理由がわかり安堵しました。
娘は発熱がなかったため、検査は行いませんでしたが、溶連菌に感染していた可能性が高いと判断され、2人とも抗生剤を処方してもらい無事に完治。娘の肌荒れもすっかり良くなりました。
今回はたまたま息子の発熱があったので、発疹の原因が溶連菌だと早い段階でわかり、抗生剤を服用したことで改善しました。もし、息子の発熱がなかったら、私は原因に気づかずに娘の発疹を長引かせてしまっていたと思います。病気の原因はさまざま、決めつけないようにしようと実感した出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:まつもと まお/30代女性/2020年生まれの男の子、2024年生まれの女の子の母。「私も子どもたちに負けないように成長したい!」と思いながら日々奮闘中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ベビーカレンダー編集部