6163人にアンケート調査
くふう生活者総合研究所が「家計の見直し・節約」についての調査を実施、その結果を発表しました。物価高などを背景に、家計状況が悪くなっていると答えた割合は6割超に及びます。
調査は2025年3月、家計簿サービス「Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー計6163人を対象にウェブ上で実施したもの。直近1年の家計や生活状況について「悪くなっている」24.8%、「どちらかというと悪くなっている」36.7%で、計61.5%を占めました。「変わらない」は27.0%、「良くなっている」「どちらかというと良くなっている」は計11.5%でした。
将来のお金の備えについては「とても不安」51.8%、「やや不安」37.6%で計89.4%とほぼ9割という結果に。「あまり不安はない」「全く不安はない」は計10.6%でした。
また「家計の見直しの必要がある」と答えた割合は「とても感じる」46.6%、「やや感じる」42.4%でこちらも計89.0%と大半を占めています。見直しの必要性を感じる理由(複数回答)は、「物価の上昇が続いているから」か最も多く89.3%、以下「老後が不安だから」55.3%、「貯蓄を増やしたいから」40.1%、「生活に余裕がないから」37.2%と続きました。
具体的に見直したい家計の項目(同)は、食費72.8%、日用品費42.9%、水道光熱費42.1%、通信費36.9%、娯楽費26.2%となっています。
ただ一方で、課題(同)として「何から始めたら良いか分からない」と感じている人が38.3%、「面倒くさい・後回しにしてしまう」も38.0%おり、家計の見直しの必要性を感じつつも足踏みしているケースも少なくないことが明らかになりました。
(LASISA編集部)