意外とむずかしい肉料理の火の通し加減。もう火は通ったかな? と迷う瞬間をなくすために、オレぺが提案するのが〈黄金分数〉。失敗知らずの揚げ時間を守れば、誰でも簡単に料理上手になれるはず。
今回は、『ささ身とブロッコリーのフリット』をご紹介。絶妙な火の通り加減で、衣はふんわり、ささ身はジューシーに仕上がります。
「加熱時間、これが正解!」…そう言える自信のレシピ、ぜひお試しください!
鶏ささ身の揚げ時間の〈黄金分数〉
さわらずに、低めの中温で1分
↓
ときどき返しながら2分
↓
強火で返しながら1分
ベストな加熱時間を覚えやすく、再現しやすく、シンプルに表現したのが黄金分数。この時間を目安に、ワンランク上の仕上がりを実感して。
『ささ身とブロッコリーのフリット』のレシピ
材料(2人分)
鶏ささ身(筋なしのもの)……3本(約150g)
ブロッコリー……1/3株(約80g)
〈ころも〉
小麦粉……2/3カップ(約70g)
片栗粉……大さじ1
炭酸水……1/2カップ
サラダ油……小さじ1
レモンのくし形切り……適宜
塩
こしょう
小麦粉
サラダ油
作り方
(1)ブロッコリーは小房に分ける。ささ身は一本を4等分のそぎ切りにし、塩、こしょう各少々をふる。ともに全体に小麦粉を薄くまぶす。
(2)フライパンにサラダ油を高さ2cmほど入れ、低めの中温(170℃。乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がシュワシュワッとまっすぐ出る程度)に熱する。大きめのボールにころもの材料を上から順に加え、そのつど混ぜる。ボールに(1)のささ身、ブロッコリーをすべて加え、全体にしっかりとからめる。
(3)ささ身、ブロッコリーを1つずつ間隔をあけて油に入れ、さわらずに1分揚げる。くっついた部分をはがし、ときどき返しながら2分揚げる。強火にし、ときどき返しながら1分揚げ、油をきって塩小さじ1/4をふる。器に盛り、レモンを添える。
黄金分数を押さえれば、揚げものの仕上がりがぐんとアップ。
ふんわり軽い衣とジューシーなささ身のおいしさに、きっと箸がとまりません。ぜひ味わってみてくださいね。