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幼い頃に助けてくれたヤンキーお兄さんがゆるふわおじさんと化していた話に「ギャップがあまりによすぎる」の声【漫画】

  • 2025.4.4
『ヤンキーくんとゆるふわおじさん』より (C)おすず/海王社

【漫画】小さいころ助けてくれたヤンキーお兄さん…4年ぶりに再会するもまるで別人だった話が「再会できてよかったね」と話題に

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「ピッコマ」にて連載中の『ヤンキーくんとゆるふわおじさん』(海王社刊)を紹介する。作者のおすずさんが、1月26日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、6000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、おすずさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

幼い頃に助けてくれた男性を探す蛍が見つけたのは、気弱そうになった彼

『ヤンキーくんとゆるふわおじさん』より (C)おすず/海王社

幼い頃、チンピラに絡まれているところをヤンキーお兄さんに助けられた蛍。彼にもう一度会いたいと考えていた蛍だったが、手がかりは学ランと左目の下のホクロ、そして彼が落としていった黒い猫のストラップ“ダルネコ”のみ…。少ない手がかりをもとに探し続けても見つかることはなく、早4年の月日が過ぎていた。

ある日、街中でカツアゲにあっていた気の弱そうな男性を見た蛍。関わらずに一度帰ろうとするも「あの人なら」と考え、男性を助けることに。その後ふと助けた男性を見た蛍はハッと息を飲む。記憶よりもずっと気弱そうな風貌だが、「間違いない!あの人だ!!」と確信したのだ。

再会できた喜びを押し殺しながら、“ダルネコ”を差し出してとっさに「好きです」と言葉にしてしまう蛍。言葉を間違えたと慌てる蛍に、先ほど倒したチンピラが後ろから「スキあり」とバットを振り上げて襲いかかる。するとゆるふわそうだったおじさんがチンピラの顔に腕を伸ばし、「スキあんのはテメーだろうがよ」とつぶやき…。

この2人の再会を描いた漫画を読んだ人たちからは、「もはや生きる糧」「ギャップがあまりによすぎる」「再会できてよかったね」「成長しても弱くなってなくて良い」など、多くのコメントが寄せられている。

見た目や性格に散りばめられたギャップがたまらない2人

『ヤンキーくんとゆるふわおじさん』より (C)おすず/海王社

――幼いころに助けてくれたヤンキーお兄さんをずっと探し続ける主人公の一途な気持ちが伝わってくるストーリーでした。発想の源になるような出来事などがあるのでしょうか?

出来事…ではないのですが見た目でも性格でもギャップがあるキャラクター像が大ッッッ好きでして、それを表現する為に肉付けしていった結果このお話に落ち着きました。あとは当時の蛍くんが小学生だったので「助けてもらった」「喧嘩が強い」は分かりやすくかつ印象に残りやすいだろうという点も大きいです。

――本作では、かっこいいヤンキーからゆるふわなおじさんになっていたお兄さんのギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

ギャップ伝わってて安心しました。こだわった点といえば、蛍くんの真顔+背景にでっかい心情でしょうか。これは初期のキャラ作りの中で編集さんと相談しながら固めていったので思い入れがあります。京志郎さんに憧れてかっこよくなりたくて、それがポーカーフェイスだったんでしょう…かわいいですね。

そんな蛍くんも話数重ねるたびにどんどん表情豊かになっていくんですけど、打ち合わせの中で「どこまで表情に感情出すか問題」に一瞬ぶつかったのも良い思い出です。そこも踏まえて是非また1話から読んでもらえたら嬉しいです。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

1話で咄嗟に出ちゃった蛍くんの「好きです」と3話で寝てる京志郎さんにキスしちゃう蛍くんです。大人として理性的になろうとする京志郎さんの反対突っ走ってて好きですねぇ…。後者はその京志郎さんにもいろんな影響与えるので、キーになるシーンだったかなと思います。ギャグシーンだと2話のダルネコハラスメントのくだりも好きです。

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

蛍くんや京志郎さんが実際に動いて喋ってるところを想像できるようなお話作り、セリフ作りを心掛けています。動かなかったらきっと二人に合ってないセリフだったり、説明的なお話になってるかもって気付けるので。

――今後の展望や目標をお教えください。

電子での単行本発売は決まっているのですが、私もいちオタクとしては紙派なので…。何かの偶然奇跡その他諸々が重なって、紙の単行本出せる日が来たら嬉しいです。あとは作中に出てくるダルネコのマスコットが発売されてほしいです!(私利私欲)

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

読んで下さったりSNSで感想を伝えてくださったり、いつもありがとうございます!執筆の糧になってます…!少しずつ進む二人の関係は歯痒いところもあるかと思いますが、楽しんでもらえるよう頑張ります。最終話まで一緒について来て貰えると嬉しいです。蛍くんと京志郎さんへの応援、引き続きよろしくお願いいたします!

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