Text by 石井彰(編集部)
今季のセルティックで公式戦48試合に出場し、8ゴール5アシストを記録している日本代表MF旗手怜央。
2022年1月に川崎フロンターレから加入して以来、長く中心選手として活躍を続けてきたが、その一方で常に移籍の可能性が報じられてきた。
そして契約が残り1年となる2025年夏のマーケットではビッグクラブからのオファーが期待されており、セルティックでは最後のシーズンになるかもしれないと伝えられている。
その旗手に対し、『readceltic』のエリック・ノット記者は以下のような評論を行っていた。
「旗手は意見が分かれる選手だ。彼がセルティックで過ごしている今シーズンは、今のところ良いことと悪いことが混ざったものになっている。
調子がいいときの彼は誰にも止められないことはみんなが知っているが、今季は特に世界を驚かせたわけでもなく、大きな試合で成果をあげているわけでもない。静かに自分の仕事をしているだけだ。
彼について私が最も驚いていることは、もうセルティックでのプレーに興味を示していないように見えるという点だ。ただ時が進むのを眺め、より大きなリーグへの移籍が実現するのを待っているだけであるようだ。
彼がいなくなっても寂しいとは思わない。チームに大きな影響は及ぼさないだろうと感じている。
セルティックでは常に全力でプレーする必要がある。時々現れて素晴らしい作品を生み出すのは素晴らしいことだが、最も重要な試合で消えてしまっては?
もしそのようなビッグゲームで気持ちを盛り上げることができないのであれば、その選手の心は別のところに飛んでいってしまっているということだ。
それは、まさに旗手怜央に起こっていることだと思う。彼はプレミアリーグや他の欧州のトップリーグでプレーできる資質を持っていると自信があるのかもしれないが、このような怠惰な兆候があればすぐに見破られることになるだろう。
セルティックはこの夏の移籍市場で彼の売却にあたって大きな移籍金を要求する可能性がある。それには何の疑いも持っていないし、これ以上放置すれば彼の価値は下がるだけだ」
旗手はそれなりのパフォーマンスを見せているものの、もはやセルティックでのプレーには気持ちが乗っていないように感じる…とのことだ。
なお、すでにセルティックは遠藤航(リヴァプール)、カリドゥ・シディベ(ギャンガン)、エルヴィス・レジュベツァイ(アウクスブルク)、ノア・サディキ(ユニオン・サン=ジロワーズ)などボランチの新戦力候補をピックアップしているとも伝えられている。