子どもの頃に受けたいじめの記憶は、大人になっても忘れられないものです。そしてときがたち、いじめた側といじめられた側の立場が逆転することもあります。いじめた側がその後、予想以上に苦しい状況に陥っていることも……。
今回は、貧乏を理由にいじめられた女性が、何年もたってから「元いじめっ子」と再会したときの話を紹介します。
「お金を貸してほしい」と頼んできた元いじめっ子
「子どもの頃、私の家庭が貧乏だったことをバカにされて、何度もいじめられていた。特に、同じクラスのある女の子がひどくて、そのせいで本当につらい思いをしたんです。あれからときがたち、大人になってもずっとあのいじめの記憶は消えなかった。
母はその後起業し成功。私もそのあとを継ぎ二代目社長になりました。そして、ある日、思いがけずそのいじめっ子と再会することになったんです。彼女が突然、『お金を貸してほしい』と頼んできたんです。そのとき、私は内心で『いい気味だな』と思いました。
かつては私のことを見下していた彼女が、今はお金に困っている……。そんな状況を見て、あの頃の苦しさを少しでも晴らすことができた気がしました。もちろん、そんな頼みを聞く気にはなりませんでしたが、彼女がどんなに追い詰められているのかが、痛いほど伝わってきました」(体験者:30代 女性・経営者/回答時期:2025年1月)
▽ まさかの立場逆転。かつていじめていた相手が今、困っている姿を見ると、嫌な記憶を乗り越えたことで少しだけ気持ちが楽になる瞬間もあるのかもしれません。しかし、だからと言って、許すことが簡単ではないのも事実です。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。