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ピアース・ブロスナン、『007』は性差別的と批判したヘレン・ミレンに同意

  • 2025.4.3
"MobLand" Global Premiere – Arrivals

5代目ジェームズ・ボンドとして『007』シリーズ4作品に出演したピアース・ブロスナン。新作ドラマで共演するヘレン・ミレンが、同シリーズで描かれる女性像を「根深い性差別から生まれたものだ」と批判したことを受け、「彼女はガツンと言ってくれた」と同意した。2人は『長く熱い週末』(1980)以来、45年ぶりにガイ・リッチーが監督を務めるParamount+の新シリーズ「MobLand(原題)」でヘレンと共演を果たしている。

3月30日(現地時間)にニューヨークで開催されたドラマのプレミアで、ピアースはヘレンとこの件について話し合っていないと『ピープル』に認めたうえで、こう明かした。「確かに彼女の意見は一理ある。だけど、イアン・フレミングが書いた原作には、確たる世界観に加えて解釈の余地がある。だからこそ議論を呼ぶんだ」

『007 ゴールデンアイ』(1995)
Golden Eye - Pierce Brosnan and Izabella Scorupco,1995.『007 ゴールデンアイ』(1995)
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)
The World Is Not Enough - Pierce Brosnan and Sophie Marceau, 1999. 『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)

イギリスを代表するスパイ映画として長く人々に愛されてきた『007』シリーズは、これまでもボンド役をどういったバックグラウンドを持つ俳優が演じるべきか議論がなされてきたが、今年2月にAmazonMGMスタジオがクリエイティブ権を獲得したことを受け、大きな方針転換があるのではないかと見られている。

ヘレンは先日、「ロンドン・スタンダード」紙のインタビューで「ボンド映画で描かれる女性像が好きになれない」ため、「ジェームズ・ボンド作品そのものが好みじゃない」とコメント。「ジェームズ・ボンドのコンセプトそのものが、根深い男性上位主義によって生まれ、どっぷり浸っている」と非難していた。

Text: Tae Terai

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