中田花奈が4月2日、「中田花奈 1st フォトエッセイ 解析メモリアル」発売記念イベントを都内で開催し、イベント前に合同取材会を行った。
初のフォトエッセーは「友達とか親戚からの反響がかなり大きかったです」
乃木坂46の1期生で、グループ卒業後の現在は、タレント、プロ雀士として活躍中。初のフォトエッセーは、元アイドル、タレント、プロ雀士、経営者、投資家といったいろんな顔を持つ中田の30年の人生がギュッと凝縮された内容になっており、これまで語られてこなかったこともたくさん盛り込まれている。
同書が発売された心境を聞かれると、「初めてのフォトエッセーなんですけど、私が生きてきた証がすごく詰まっています。読んでいただくのは恥ずかしさもありますが、たくさんの方に読んでいただきたいです」と答えた。
3月18日に発売され、周囲でも大きな反響があったという中田。「友達とか親戚からの反響がかなり大きかったです。おばあちゃんは『すてきになったわね』って声をかけてくれたりしましたし、学生時代の話もこの中に入ってるんですけど、その時代をリアルタイムで見ていた友達が『懐かしいね、この話』って連絡をくれたり、『涙が出た』っていってくれたお友達もいたのですごくうれしかったです」と笑顔を見せた。
マージャンカフェの店長を務めて4年「想像以上の忙しさです」
お気に入りのカットはドーナツを食べている4枚のカット。「私、ドーナツが大好きで、撮影の中で食べれたのがうれしかったですし、大好きな食べ物を口いっぱいにして食べてる姿はなかなか世に出すものではないので、貴重なゆるっとした私のプライベートみたいな写真だなと思いました」と選んだ理由を語り、「控え室でもドーナツ2個食べてきました(笑)」とうれしそうな表情で明かした。
オーナー店長を務めている2021年6月にオープンしたマージャンカフェ「chun.」について聞かれると「想像以上の忙しさです。乃木坂46時代もかなり忙しいと思われていたと思うんですけど、その何倍もお店の経営は忙しいなと思いました」と告白。
しかし、続けて「楽しいところは『これがうまくいくんだ』とか『いかないんだ』という結果が分かりやすいですところです。タレント業は(結果が)出るのが遅くて、すごく続けて答えが出るかもしれないし、続けても出ないかもしれない。芽が出ないかもしれないって、確実なものがないんです。でも、それがタレント業の面白さでもあり、難しさでもありますけど」と、カフェ経営とタレント業との違いについても自身の考えを伝えた。
すぐにやめても取り返しがつくのが20代なので、いろんな楽しい経験をしてみてください
4月ということで、新生活を始める人を含め、20代のうちにやっておくといいことは?という質問には「私も20代を走って駆け抜けてきたんですけど、20代って結構何でも許される年代だと思うんです。なので、興味を持ったことを全て取り組んでみて、すぐにやめても取り返しがつくのが20代なので、いろんな楽しい経験をしてみてください」とアドバイスを送った。
母親との対談も掲載されているということで、じっくりと向き合って話してみた感想を聞かれると、「以前に、尊敬する女性として母の名前を挙げたという話を覚えていてびっくりしました。正直、私は名前を挙げたことを忘れてしまっていて(笑)。そういうのがうれしくて覚えてくれていたんだなって知りました。普段から母とは仲がいいんですけど、『尊敬してるよ』ってわざわざ言うことはないので、今回、改めて話す機会があったのは良かったです」と感慨深い表情で答えた。
◆取材・文=田中隆信