花見やキャンプの際にレジャー用の折り畳み椅子や折り畳みベッドを使う人は多いと思います。そんな中、製品の使用時にけがを負う事故が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が公式サイトで注意を呼び掛けています。
NITEによると、折り畳み椅子や折り畳みベッドの使用時に次のような事故が発生しているということです。
■事例1レジャー用折り畳み椅子に座ったところ、座面の生地が破れて転倒し、腰を負傷した。
(原因)座面の生地が風雨や日光などの影響で劣化し、弱くなったところに体重がかかったため生地が破れ、転倒した。
■事例2小学生の男児がレジャー用折り畳みベッドに座ったところ、ベッドの座面フレームと脚部の間に小指を挟み、負傷した。
(原因)ベッドに腰掛けた拍子に折り畳みベッドの脚が展示台から落ち、そのはずみでフレームと脚の開き止め部にできた隙間に手指を挟んだ、または腰掛けた状態で座面を動かしたことで生じた隙間に手指を挟んだもの。
NITEは、直射日光や風雨が当たる場所で保管していると製品の強度が低下して使用時に破損する恐れがあると説明。取扱説明書の指示に従って適切に保管するよう、呼び掛けています。
また、製品の組み立て時、収納時は折りたたみ部(可動部)に手指を挟まないよう注意するとともに、使用時は平らな場所に設置するようアドバイスしています。
オトナンサー編集部