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《下方婚》旦那より年収が高い割合はどれくらい?“年収が高い女性は婚活が難しくなる”理由まで

  • 2025.4.2

「下方婚」とは?

「下方婚」とは?

婚活中の女性の多くは、できれば自分より年収の高い男性と結婚したい、と考えるのではないでしょうか。年収が高い男性のほうが、豊かな暮らしができるし、お金の心配をせず一生暮らせるイメージがありますよね。

しかし、年収が高い女性はどうでしょう。自分より年収が高い男性となかなか出会えず、「自分より年収の低い男性でもいいかな……」と考える方もいるはずです。しかし実際は、女性が「下方婚」をするのは難しい傾向にあります。今回は、そのような収入や社会的地位が高い、仕事を頑張る女性達の婚活事情を見ていきましょう。

下方婚とは、相手が自分よりも社会的な立場や学歴・収入・職業などが下だとされる相手と結婚することを指します(例:年収1000万円の女性が、年収700万円の男性と結婚すること)。夫の年収のほうが高く妻の年収が少ない、という夫婦のバランスが、世の中的には多いイメージがありますよね。そのため、男性が下方婚をすることは、特別めずらしいことではありません。しかし、女性が下方婚をするケースは、かなり珍しいもの。

2024年3月7日に発行された「参議院常任委員会調査室・特別調査室」の調査によると、妻の年収が1000万円・夫の年収が100~199万円の夫婦は、全体の0.14%でした(共働き夫婦で、妻の年齢が55歳未満の世帯)。また、妻の収入が1000万円以上・夫の収入が999万円以下の夫婦をすべて合わせても、全体の2.94%しかいなかったのです。この結果から、女性側の下方婚は非常に少なく、難しいことが分かるでしょう。

「下方婚」が難しい理由

稼ぎがある女性の結婚はなぜ難しいのか、気になりますよね。稼ぎがない女性より、自分で稼ぐ力がある女性のほうがたのもしく、結婚後の生活も潤うはずです。しかし、年収が高い女性の下方婚が難しい理由は、複数あります。まず、高年収を得るまでに時間がかかり、結婚適齢期が遅れることです。結婚適齢期が遅れると、独身男性の数が減少し、選べる男性が減ります。自分と同じくらい稼いでいる男性は、30~40代を超えると既婚であるケースが多いでしょう。

また、40代前後で年収1000万円以上ある男性の多くは、同世代の女性を結婚対象として見ないことも、大きな理由の一つです。ある程度稼いでいるアラフォー男性は、20〜30代前半の女性を求める傾向が強くなるもの。そのため、同世代女性は選ばれにくくなるのです。

「下方婚」を避けるためには

年収の高い女性が下方婚を避けるためには、同等婚や上方婚の可能性を粘り強く探し続けることが大切。高収入女性が実際に結婚できているケースを見ると、年収差が大きすぎない下方婚か、同等婚、もしくは上方婚のどれかです。

上方婚の場合は、再婚希望で妻側に子どもがいるケースが多いでしょう。同じくらいの収入・社会的地位の男女であれば、価値観や生活感覚が近く、結婚後のトラブルも少なくなります。妥協や焦りで無理に下方婚を選ぶのではなく、自分に合う相手を諦めず探し続けることが、納得できる結婚への近道かもしれません。

【まとめ】年収の高い女性が婚活で直面する課題の一つが、下方婚の難しさ。「下方婚でも構わない」と思っていても、高年収の同世代男性は若い女性を求めるため、選ばれにくい現実があります。焦って下方婚を選べば、結婚後に価値観のズレに気づいて揉める可能性も。だからこそ、同等婚や上方婚できる相手を根気強く探す姿勢が大切になってくるでしょう。

(杉山ゆい)

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