【写真】相手の顔を見ながら笑顔を見せるキム・セジョン“オン・マウム”
キム・セジョンが主演を務め、ウェブトゥーンが読者に届くまでの過程と裏側にスポットライトを当てたヒューマンドラマ「今日のウェブトゥーン」(全20話)。4月4日(金)朝9時59分より、BS松竹東急(全番組無料放送・260ch)にて毎週月~金曜に放送される。本記事では、第1話のあらすじや見どころについて紹介していく。
共感ポイント満載、リアルなオフィスライフを描いたヒューマンドラマ
2014年日本経済新聞の「仕事マンガランキング」にて第1位に輝いた、松田奈緒子のお仕事コミック『重版出来!』(小学館刊)が原作となる本作。一癖も二癖もある編集部員たちや漫画家、営業担当、書店員…など、さまざまな人間関係が描かれながら、主人公を中心に一丸となって仕事に打ち込む様子を描いた物語だ。
日本では2016年に黒木華を主演に、オダギリジョー、坂口健太郎、松重豊など豪華なキャストを迎えてドラマ化。その後韓国でも、原作の良さはそのままに、韓国ドラマらしい要素を加えて2022年にドラマ化された。
昨今の韓国で若者を中心に大流行しているウェブトゥーン(ウェブ上でスクロールして読む縦読みコミック)を題材した本作。そこに関わる多くの人の努力や葛藤、そしてオフィスライフの要素を加えリアルに描いており、働く人からの共感を呼ぶ作品に仕上がっている。
元柔道選手で新米編集者である主人公のオン・マウムを務めたのは、ドラマ「社内お見合い」などで知られる女優のキム・セジョン。第2の人生をスタートさせ、持ち前の明るさで周囲を巻き込みながら成長を遂げていく姿をさわやかに演じた。
「今日のウェブトゥーン」第1話あらすじ
ウェブトゥーンが大好きなオン・マウム(キム・セジョン)は、怪我でキャリアを諦めてしまった元柔道選手。そんな彼女は、ある日大手IT企業・NEON社が主催するウェブトゥーンイベントに警備員のアルバイトとして呼ばれた。会場に有名なウェブトゥーンの作家が集まる中、スーツ姿の怪しい人物を見つけたマウムは、彼を会場の外へ連れ出す。
しかし彼の名札を見てマウムは驚く。実は彼の正体はマウムが大好きなウェブトゥーン作家、ナ・ガンナム(イム・チョルス)の担当編集者、ソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)だったのだ。憧れのナ先生にサインをもらい大喜びのマウムは、その後別のウェブトゥーン作家を助けたことでジヒョンと連絡先を交換し、大満足で帰宅した。
この出来事をきっかけに、マウムは早速NEONの人材募集に応募。順調に選考を通過し、あっという間に最終面接へと進む。しかし面接会場の控室で出会ったク・ジュニョン(ナム・ユンス)が面接で完璧な回答を連発する一方、難しい質問でしっかりと答えられなかったマウム。これまで柔道一筋だったマウムはウェブトゥーンへの想いを語り面接を終えたものの、落ち込んでいた。そんな彼女のもとに、NEON社から面接結果が届いて――。
見事な投げ技を披露するキム・セジョンに注目
主人公のマウムがNEON社に出会い、採用面接に挑戦する過程が描かれた第1話。元柔道選手でウェブトゥーンが大好きな主人公を演じたキム・セジョンの、エネルギッシュな演技が光る回となった。
キム・セジョンはオーディション番組「PRODUCE 101」で第2位になり、芸能界入りを果たす。その後アイドルグループ・gugudanのメンバーとして活動しながら、「サウンド・オブ・ハート」で女優デビュー。さらに「恋するレモネード」ではヒロインを演じKBS演技大賞で新人賞を受賞し、愛らしいキャラクターと確かな演技力で人気を集めている。同話でも思わず応援したくなるような健気な姿を見せる一方、“元柔道選手”という役柄から見事な“投げ技”も披露している。
また、彼女と一緒に面接を受けたク・ジュニョンを演じるナム・ユンスにも注目したい。「シェアハウス~男女4人の物語~」や「怪物」などにも出演するユンスは、面接シーンで落ち着きのあるエリート感を醸し出しており、マウムとの対比を見事に表現している。