縦長でピンクのきれいな爪、憧れます。でも白い部分ばかりが伸びてしまうのはなぜ? 美容専門家・徳満友美さんに聞きました。
爪の白い部分ばかりが伸びてしまう原因
徳満さん:爪の白い部分ばかりが伸びてしまう原因は、3つ考えられます。
・爪を深く切りすぎている
・白い部分が出てきたら、すぐに白い部分を全部切っている
・爪を噛む、むしるようなクセがある
このような習慣があると、ピンクの部分を長くすることが難しくなります。
縦長で美しいピンクの爪を伸ばす方法
徳満さん:爪のピンクの部分を伸ばすためには、次のことを実践するといいでしょう。
・爪切りをやめて、爪やすりを使う
・水仕事にはゴム手袋使う
・ハンドクリーム、ネイルオイルで保湿する
爪は生え変わるまでに、半年~1年ほどかかります。ケアがうまくいけば、6か月ほどで変化が出てくるケースもあります。
STEP1 爪切り⇒爪やすりを使う
爪切りをやめて、爪やすりを使いましょう。爪に負担が少なくなり、爪が割れにくくなります。
爪切りは深爪をしやすく、ピンクの部分まで切ってしまう可能性があります。また、爪切りは切るたびに、爪に衝撃が入ります。すると、爪は脆く、割れやすくなってしまいます。 爪やすりを使えば、深爪の防止もできます。爪の白い部分は2~3mm程度を残しましょう。
STEP2 水仕事にはゴム手袋を使う
水仕事をする際は、ゴム手袋などをつけて、爪を守りましょう。
特に、お湯に触れている時間が長い人は、余計に手の保湿成分が流れやすいので注意が必要です。実は、「爪はとても乾燥しやすいところ」です。
爪は乾燥すると脆くなり、割れる・伸びないといった現象が起きます。水につけていると保湿成分が流れやすくなり、乾燥します。さらに洗剤を使うと、もっと保湿成分のキープが難しくなり、爪が脆くなるのです。
STEP3 ハンドクリーム・ネイルオイルで保湿しよう
爪を強化するために、クリームやオイルで保湿しましょう。指先を保湿ケアすることで、「爪が伸びやすい土台」が作れます。手を洗った後は、水分を拭き取ってすぐにハンドクリームを塗りましょう。
夜眠る前には、ネイルオイルをたっぷりつけて手袋をつけて寝るとしっかり保湿されます。ネイルオイルは、保湿成分が配合されているものがおすすめです。
寝る前のネイルオイルケアのやり方
1. 爪の根元から、爪先までオイルを塗る
2. くるくるとマッサージするように塗り込む
3. 浸透したら、上からハンドクリームを塗る
4. 手袋をつけて、完了!
爪にトラブルがある人は、サロンケアがおすすめ!
徳満さん:次のような人は、サロンケアがおすすめです。
・ 爪が弱くて欠けやすい
・ 爪を噛んだりむしったりする癖がある
・ 自分でケアをしても、爪がなかなか伸びない
爪のピンクの部分を伸ばすために行う「深爪矯正のメニュー」として、「ジェルネイル」と「アクリルネイル」があります。それぞれ、詳しく解説します。
ジェルネイルの深爪矯正
おしゃれ用で使われる一般的なジェルネイルで、爪をコーティングして保護する方法です。爪をケアしながら、ネイルも楽しみたい人におすすめです。
料金は、5千~1万円程度のことが多いです。
※カラーやデザイン、爪を彩る部品の追加があると、料金が上がります。
施術は、1時間程度。通常は3週間ほどもちますがが、水仕事が多いと取れやすいです。
※爪の長さがある程度あれば、誰でも行えますが、極端にピンクの部分が短いという方は、下の「アクリルネイルの深爪矯正」を行ってからの方が良いでしょう。
アクリルネイルの深爪矯正
強度があるアクリルを使用して、しっかりと自爪を保護する方法です。ジェルネイルの深爪矯正と違い、極端にピンク部分が少ない人でも行えます。
アクリルは強度があるので、噛んだりむしったりすることもできません。爪を噛む・むしる癖があるせいで爪を伸ばすことができない人におすすめです。
※出血や疾病があるとすぐにケアスタートができない場合もあります。
早い方は6ヶ月程度で爪の見た目が変わります。セルフケアが難しい方は、深爪矯正を行なっているネイルサロンに相談してみましょう。
▼参考
日本皮膚科学会 爪の切り方
監修者プロフィール
徳満友美
株式会社Luce/健康検定協会。日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。
<Edit:編集部>