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子どものやる気には何が必要?大切なのは小さな成功体験の積み重ねです

  • 2025.4.2

子どもが勉強に対してやる気がない時はやる気がでるまで待っていても大丈夫?そんな不安について、公立高校での教員経験もあるANNIE.. GLOBAL EDUCATION取締役の小野田容子さまにお話を伺いました。

ママ広場

子どもの勉強へのやる気は自然に出るもの?

「いつまでたっても勉強を始める気配がない。」「ゲームばかりしていて気持ちが勉強にむかっていかない。」
このような場合、親としては、子どものやる気が出るまで待っていた方が良いのか、それで後から後悔することにならないのか、と悩みやすいですよね。

残念ながら子どもの自主性に任せて、ある日、「やる気」が出てくることはあまりない、と考えた方が良いでしょう。ただ、本人を「やる気」に誘導していくことはできるのではないかと思います。今まで多くの子どもたちと関わってきた中で見つけた「やる気」への誘導作戦について紹介させてください。

子ども達をやる気へ「誘導する」方法とは?

子どもたちはだれでも、勉強をした方がよい、と思っています。
今よりも向上することについてもみんなそうなりたいと思っています。そこで、子どもたちにこのように声をかけていただきたいです。

例えば
「一人で勉強する方がいいと思う?それとも塾に行った方がいいと思う?」
「週何回くらい塾に行ったらいいと思う?」
ポイントはすべて子ども自身が答えを決めていくように質問をすることです。周りの大人が押し付けたのではなく、自分で決めた、という事が大切です。

子どもたちは今、やる気はなくても、勉強ができるようになりたい、今よりもっと色々な事ができるようになりたい、という向上心をいつも持っています。それを引き出すように質問をしてください。必ず、着地点としては「頑張った方がいいと思う。」という事を子ども自身が選ぶように質問をしてください。


そして、次のポイントは勉強をするのが塾に行く場合でも一人で勉強する場合もきっちり「ルール」を決めておく、という事です。
塾に行くのであれば何曜日・何時から・何時間勉強するか、一人で勉強することを選んだ場合でも同じです。まずは「ルール」を決めてそれを実行できたことで小さな成功体験を繰り返します。

この段階では勉強の内容や習得状況についてはまだ触れなくても、まずはルールを守り、勉強できたことに注目して褒めてあげてください。勉強ルールを繰り返していくうちに、習慣化してきたら「やる気」というものを特に意識しなくても自然と学習習慣がついてくるものです。学習習慣がついてきてからやっと「学習内容」について精査をしてください。

小学生も、中学生も「やる気」を先に求めるのではなく、学習習慣がいかに作れるのか、に注目していただくと、それぞれの子どもたちの目標に近づくことが出来るのではないのでしょうか?一度、トライしてみることをおすすめします。

執筆者

小野田容子
小野田容子

ANNIE..GLOBAL EDUCATION 取締役。

学習塾や学童事業など様々な教育事業を行っていますが、主に英語スクールアニー アニーインターナショナルスクールを運営担当。
公立の高校での教員経験もあるため、英会話の視点だけではなく、日本における英語教育という観点から将来「使える英語」の習得を目指しています。
そのような観点から公立、私立中学、高校などの学校への英語カリキュラム提供なども行っています。
また系列会社の(株)Nの代表取締役も兼ね、企業や地方自治体へ外国人派遣を行っています。

ANNIE.. GLOBAL EDUCATION

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