【漫画】何度も繰り返す“魔王を倒す旅” タイムリープする勇者が抱えている秘密とは…?「最高に面白い」と反響
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、箭坪 幹さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「廻天のアルバス」だ。3月26日時点で5000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は、原作・牧 彰久さん、作画・箭坪 幹さんで作られている作品。
実はこの作品「アメトーーク!」(テレビ朝日)の2025年2月27日放送『マンが大好き芸人』で麒麟の川島 明さんがイチオシ作品として紹介したことでも話題に。漫画好きからも注目されている作品で、現在 単行本が3巻まで発売されている。
今回は作者のお2人に制作の背景を伺った。
時間が大切!何度もタイムリープするうちに気付いたこと…
ある国にアルバス・ストライドという勇者がいた。彼は5歳の頃に“神の使者”から「君ねぇ……才能ある。魔王倒すよ君。ほんと。」と啓示を受ける。そこからアルバスの「選ばれし勇者」としての生活がはじまった。
ある日、魔王討伐のパーティーが開かれ勇者直々に志願者の中から旅の仲間を決めることに。
そのパーティーに志願したいと思いながらも自信がなく、なかなか一歩が踏み出せずにいた僧侶のフィオナ・ユミール。そんな彼女を急に馬車に乗せ、「君をパーティーのメンバーとして採用したい」とアルバスは言った。実は、時間がもったいないからと儀式をパスしていたのだ。
突然のことで半信半疑になっているフィオナだったが、アルバスから驚きの事実を聞かされる。
アルバスにはある秘密があり、タイムループしているのだ。
とにかく時間を気にして端的に要領よく冒険を進めていくアルバス。
果たして、彼がタイムループを繰り返す理由とは……?
実際に作品を読んだ読者からは「一気読みしました」「推し漫画」「最高に面白い」「めっちゃ面白いやん」というような声があがっている。
今回は、作者のお2人に『廻天のアルバス』の制作について話を伺った。
作者・牧 彰久さんと箭坪 幹さんの創作背景とこだわり
――「廻天のアルバス」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
牧 彰久:最初の目的は「軽いノリのギャグ漫画を描く」ということでした。そこで「タイムループしている勇者がファンタジー世界を無双するギャグ漫画」という発想に至り、ちょうど当時RTAの動画もよく見ていたので、「何度もやり直している理由は、最速を目指しているから」という風に繋がりました。旅の真の目的が決まったのは、2話目3話目のネームを作ってる時だったかと思います。
――「廻天のアルバス」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
箭坪 幹:衣装などのキャラクターデザインです。全員、服の柄やフォルムが被らないよう意識して描いています。皆さんが「好き!」と思えるビジュアルのキャラクターを描けていたならば、この上ない幸せです。
――今作で特にお気に入りのシーンやセリフがありましたらお教えください。
牧 彰久:お気に入りのシーンは、8話でフィオナちゃんがアルバスの腕を××するところ。お気に入りのセリフは、6話「安心するんだ。諦めない馬鹿がもう一人いてくれると…」です。
箭坪 幹:第6話に登場する「不動なる闇 ヴァルゴ」のシーンです。3ページで退場が確定する魔王幹部、居るんだ…と当時衝撃を受けました。一撃を喰らわす際のアルバスの「あ、どうも〜」のノリの軽さも含め、テンポがすごく好きです。
――普段漫画を描かれる際に大切にしていること、意識していることがあればお教えください。
牧 彰久:読みやすさは意識しています。あとは印象に残るセリフが作れるかどうか、でしょうか。
箭坪 幹:画面の見やすさ・読みやすさを大切にしています。キャラが背景に埋もれていないか、表情のメリハリがちゃんとあるか…等々、物語の解像度が絵でノイズになってしまわないよう、今後も気をつけていきたいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
牧 彰久:当面の目標は、安定して…できれば余裕を持って連載を続けていけるようになること。そしていずれは、アニメ化!も実現できれば、これ以上の喜びはありません。
箭坪 幹:これからも変わらず地道にコツコツと活動を続けて行きたいです。アルバス様のスピードに振り落とされないようにしがみついていきます!
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
牧 彰久:いつも応援本当にありがとうございます!今後も面白いと思ってもらえるように頑張ります!
箭坪 幹:ご感想、ファンレター、ファンアート等、たくさんの応援を本当にありがとうございます!大好きなファンタジー、おかげさまで楽しく描かせていただいております。
これからも何卒よろしくお願いいたします!!